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薬膳を学んだ方こそやってほしい!心と体を整える薬膳茶

毎日暑いですねぇ…。
言いたくないけど、暑いです…(笑)

ついつい冷たい飲み物を選びがちですが、私はずっとエアコンが効いている室内にいるので、温かいお茶をよく飲んでいます。

コーヒーも飲むけど、日中はササッと生薬をピックアップして薬膳茶を組むことも多いですね。

体質改善のために薬膳茶を飲むのもいいですが、毎日少しずつ整えることもできるんです!

「ちょっとむくむな…」とか、「目が見えにくいな…」とか、「お腹が冷えているな…」とか。

中医学の診断ができない方は、プロのアドバイスをもらった方がいいですが、ある程度の中医学の知識がある方は、ちょっとしたコツで効かせる薬膳茶を組めるようになりますよ!

今日は、先日実施した「上級者のためのセルフケア薬膳茶セミナー」の様子をお届けしますね。



なんとなくの感覚を持つ

神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

先日、まるちゃん先生の薬膳茶セミナーを見ていて、いいなぁ~と思ったことがありました。

「正解とか不正解とかじゃなくて、パッと思い出して実践できるようになって欲しいんです!」

そうそう!ほんとにそう!!!

生薬は辞典をめくっていても覚えられません…。

「この生薬は、スーッとした香りがするな」
「この生薬は、時間を置くと味が変わるな」
「この生薬は、後味が残るな」
「この生薬は、大きな葉っぱだから多めに入れた方がいいな」
という、なんとなくの感覚って、本当に大事なのです。

体の診断もそう。

頭で考えるよりも
「この人はしんどそうだから、味の濃いお茶は合わなさそう」
「ストレスが強いから、良い香りで巡らせよう」
「気分を上げたいから、華やかな香りが良いかも」
ということが大事なのです。

記憶をたどるよりも、直感の方が大事です。

「この人のために素敵な薬膳茶を組みたい!」という思いね。


症例を繰り返す

「上級者のためのセルフケア薬膳茶セミナー」では、生薬を単体で味見したり、症例を繰り返すことで力を付けていきます。

例えば、このような感じ…。

《症例1》
40代女性 痩せ型、毎日ストレスが強い
よく動き回る、体をよく動かす
のどがよく渇く、冷たいものをよく飲む
お腹空いていないけど何か食べたくなる
食べたら胃がムカムカする

この方は、ストレスから熱感が強いタイプ。

「どの生薬を選ぶ?」と受講生様に聞いてみると…。
「菊花はどうですか?」と。

まるちゃん先生:うーん…菊花かかぁ…
私:ちょっと上品すぎるわぁー

こういうときは、生薬のイメージを思い出して欲しいの。

確かに菊花は冷やして気のめぐりを整えるので、熱感やイライラを解消してくれますが、軽いのです…。

お花さんには申し訳ないのですが、やっぱり花は花なのです…。
ふわっとしてる。

もっとガツン!!と鎮静させたいんですよねぇ。

そういうときは、重い生薬を使います。

みなさんに聞いてみると…

「・・・」

まる:重い生薬ってどんなものかな?
受講生:根っことか…
まる:熱を取ってくれる根っこってなに?
受講生:あ!板藍根!!

というように、思い出します。

ここで生薬辞典の登場~!!

薬性、五味、帰経、効果効能を見たら、使えそう!!

「次に、胃熱について考えてみましょう!」とまるちゃん先生。

健胃作用があるもの…と見ていくと、熊笹!!
というように、生薬をピックアップしていきます。

「イライラしていて熱感があったら、どんな感じだと思う?イメージしてみて!」とまるちゃん先生。

すると受講生様が「なんだか肌や髪も乾燥してそう…。陰も減ってるんじゃないかな?熱感があるから減ってる!!増やさないと!!」と、どんどんイメージしていくのです。

「じゃ、旱蓮草を使ってみましょう!!ここで気をつけることは?」と聞くと…

「ちょっと味が個性的だから、分量を気をつけないと飲みにくいです」と受講生さま。

もう、素敵過ぎるーー!!
単体生薬やブレンドしたお茶をたくさん味見してきたから、この感覚があるんですよね。

「ベースは何がいいかな?」と先生が聞くと、「温めすぎず胃を整えたいから…プーアルとかはどうですか?」と受講生さま。

うんうん、いいね!!


食医が考える薬膳茶

診断をして生薬をピックアップしたら、次にすることは分量を決めること。

プーアール:味強め→入れすぎると強い:1
薄荷葉:スッキリした感じでクセがない:1
旱蓮草:少なめで:0.5
板藍根:うす甘い感じ、まるっとする感じ:1
熊笹:くさっぽい:1
菊花:好きならOK:1

というように、みんなと一緒に考えていきます。

菊花1と1.5で飲み比べをしてみると、「全然違~う!2でもいいかも!」と。

蒸らし時間も考えますよ~!
「5分経ったらまろっとしてるね。これ板藍根だね~!!」と。

「菊花の香りでリラックスしたければ3分で、つるんと飲みやすくてマイルドなのは5分が美味しいよ!」とアドバイスできるのです。

これが、食医が考える薬膳茶なのです。

単に「これとこれ混ぜたらいいよ!」ではないのです。

上級者のためのセルフケア薬膳茶セミナーは、大忙しでスパルタなのですが、確実に力がついていきます。

たくさんの生薬に触れてほしいので、30種類ほどの生薬を小さな瓶に詰めてお送りしています。

Zoomで受講される方も、同じスプーンをお送りしているので、同じようにブレンドすることができます。

生薬を特別価格で購入することもできますよ!!

このセルフケア薬膳茶コースが、8月に開講します!!

中医学と薬膳を学んだことがあって、陰陽五行、気・血・津液、五臓、八綱弁証、診断学などが分かる方ならどなたでも受講いただけます!

そして、セルフケア薬膳茶コースを修了された方は、「上級者のための舌診で組む薬膳茶コース」を受講できます!

こちらのセミナーでは、私が舌診について解説します。

より診断力がつきますよ!

どちらのセミナーも再受講ができます。

生薬は触れておかないと感覚を忘れてしまうので、ぜひ再受講制度を利用して下さいね。

どちらのセミナーも、7月30日(日)正午が締め切りです!

受講ご希望の方は、お早めに申込して下さいね。


週末も心と体とご機嫌を整えて、笑顔で過ごしましょう♡


おしまい。


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