見出し画像

育て方の問題じゃない

十人十色

子どもは一人ひとりが違っている


そんなことは当たり前で、みんな頭ではわかっている

でも、いざ、我が子が周りの子と違う行動や反応をすると、

「なんで??」「どうしてできない?」
と思ってしまうのが親という生き物

普通であってほしい
みんなと同じであって欲しいと願いつつも、
キラリと光るオンリーワンな部分も求めてしまう

あぁ、親ってなんてわがまま(笑)


我が家の長男は、幼稚園に入園した当初から
「幼稚園に行きたくない!」がひどすぎて
すぐに心身の調子を崩し、ドクターストップがかかる程の
”なんか他の子とちょっと違う”子どもだった

一方、我が家の次男は、入園当初こそ泣いてはいたものの
あれよあれよという間に幼稚園に慣れ、
1ヶ月もたたないうちに楽しく幼稚園に通い始めた

親の私、びっくり ( ゚Д゚)

え?うそでしょ?
あんなに嫌がってたじゃん?


長男が手厚い配慮を受けながら年少の12月までかかって、
スモールステップでやっとできるようになったことを、
いとも簡単にやってのけた


そして、思い出した。

長男の時、最初から元気に楽しく幼稚園に通える子や、
最初はあんなに泣いていたのに、だんだんと泣かなくなって、
いつの間にか笑顔で登園できるようになる子を眺めながら、

どう育てたらあんな子どもに育つんだろう・・・
私が優しくしすぎたからいけなかったのかな・・・
と、心のどこかでは思わずにいられなかった当時の私。
(わかってはいたよ、頭では、子どもはみんな違うって)


今ならわかる
「いや、なんもしてないっス!!!」


生まれつきだよ

・集団になじめる
・なんかよくわかんないけど「そんなもんか」で流せる
・楽しいことが目の前にあれば「ま、いっか」ってなれる

これ、生まれつき


同じ腹から生まれてきて
同じように育てたつもりだけど
我が家の二人の子どもの反応は全く違う


例えば、転んで泣いたとき、
私は長男にも次男にも同じように対応してきた

「痛かったねぇ」って共感したり
「どこが痛かったの?」と聞いてあげたり
「痛いの痛いの飛んでけー」っておまじないをかけたり

でも、二人の反応は全く違う

現在、8歳の長男、
ちょっとの怪我でも、
「早く早く早く!!!」と大騒ぎて私を呼びよせ、
痛い場所をなでて、慰めてもらいたがる

現在、3歳の次男、
かなりの怪我なのに、
「大丈夫、大丈夫!血は出てない!」と自分で自分を励まし
「治った!」と勝手に終了(笑)


違うにもほどがある。


しょっちゅう泣いて、いつまでもグズグズしている長男を抱っこしていると
「ママ、優しいもんねぇ」という言葉を周囲から何度もいただいたけれど

違うんだよ

こうなったのは、私が優しく対応しすぎたからではない


う、ま、れ、つ、き!!!


『子どもは一人ひとり違う』
『育て方の問題じゃない』

この当然ともいえる事実を、
改めて身をもって証明してくれた次男よ、ありがとう!!!



だから、もし園や学校になじめなくても、
そんな子どもも、親としての自分も責めないで

誰のせいでもないよ

大丈夫だよ
焦って変えよう、変わろうとしなくていいよ

自分らしく生きていける道がきっとあるよ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?