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日本人移住地レジストロ・伝統のイグサ産業 -サンパウロ便り

日本人最古の移住地レジストロでは
お茶の栽培のほかに、イグサ製品の製造も盛んです。


日本とブラジルを繋ぐ友好活動の長・福澤一興さんに
レジストロのイグサ工場を案内していただきました。



昔からの手仕事に使う加工用器具




イグサ畑は盛りを終えて花の時期でした



工場には、古くから使われている器具が
たくさん並べられています。

今でもこうした器具による手仕事で製品が造られています


ブラジルに渡った初期の日本人移住者にとっては、
畳の心地よさは忘れがたいものでした。

レジストロのイグサで畳表を作り
海水浴にはゴザが重宝したそうです。

日本とブラジルの文化交流の長である福澤さんは
レジストロに広がる各地の古い移住者家族から
こうして産業や生活全般の相談も受け、信頼を得ています。




夏になると、私はサンパウロのオーガニック市で出会った
レジストロ産のイグサのわらじを室内履きとして愛用してきました。



汗を吸い取ってほっかりと涼しいけれど温かい履き心地。

何とも形容できない素敵な感触です。




土地で受け継がれてきたイグサ産業について
実際にこの目で見せてもらい、あらためて感激しました。


次は、100年を超える建築やレジストロの自然に続きます。


【レジストロの旅】





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