カウンセリングで思う事 #05

さて、私の書くものは、3つのシリーズとなった。

そのうちの一つ、「カウンセリングで思う事」は、多分誰もが不思議に思っているカウンセリングの謎について書いている。

もし、知りたい事があればどんどん聞いて下さいませ。

さて、5回目となったカウンセリングで思う事は、「カウンセラーってどういう勉強してなるの?」という事。

他人の人生や悩みを聞くのって、どういう勉強すれば聞けるようになるのか、私も今でも十分でないと思っているし、永遠に十分なんて思えない。

けれども、これをお伝えすることで、少しでも安心してカウンセリングを受けてもらえるのであれば、と思う。

#05 カウンセラーって何を勉強してるの?

まずは、カウンセリングにも専門領域があるが、ベースとなるカウンセリング理論の勉強は恐らくどの専門でも共通だと思う。

入口として、カウンセリングの流れとか、技法とか、意味など、極めてベーシックな事を勉強する。

その上に、沢山の学者が出しているそれぞれの理論を勉強する。有名な所ではフロイトとかも出てくるし、全く知らない人も山ほど出てくる。

それをざっくり勉強して、自分が興味がある理論だったり、技法だったりを深く勉強するというのが一般的な流れ。

そして私の場合は、キャリアに注力しているので、世界情勢とか経済情報とかに敏感でなければいけないので、そのような勉強もする。

また、施策や国の方針も大きく影響してくるので、情報収集は怠らない。

カウンセラーは、なって終わりではなく、なるまで以上に勉強が必要。

支援対象の方が、どんな事で悩まれているのかを把握した後、どの理論を使ってどういう風に支援しようか、と考えるが、一人のカウンセラーが勉強できる幅なんて知れてるし、全部の理論を知る事は無理。

なので、勉強し続けて、カウンセラーの集まりにも顔を出して、カウンセラー同士の情報交換し、自分で対応できない相談者をリファー出来る相手も必要。

必ずしも自分でカウンセリングすることが必要なのではなくて、もし相談者に必要な事が医療や他の専門カウンセリングだったら、それを説明して紹介できなければならない。

そのネットワークも含めてカウンセラーの実力だと思うし、一人のカウンセラーにかかる事で、「沢山のカウンセラーが見守っている」という気持ちになって頂けると嬉しい。

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