自己研鑽の研修を受けたり、本で様々な瞑想法やメソッドを学んだり、コーチをつけたり。多方面から「己を磨く」ことをしてきたつもりだが、最近なんだか色々なメソッドの共通点を見出すようになった…あくまでも自己流の共通点分析にはなるが（笑）

自由に未来を「描く」

進みたい方向。なりたい自分。ゴール設定。
これらを考える際に、今ある・ないものを考慮して未来を想像しない。真っ白なキャンバスに自由に描く、と言うべきか。

• 貯金が◯◯になってから結婚する

• 資格を２つ取ってから、開業して独立する

• 子育てが落ち着いたら、コーチングの勉強をする

などは、今の状態を考慮したところを出発点としている。
あまり飛躍的には伸びない＋突拍子もない方向には行けないだろう。

• 今結婚する。あとは一つずつ考える

• 開業してから、資格をどんどん取る

• 子育てをしているけど、オンラインのコースを申し込む

だと、なんとかその状態でできることを考えたりしないだろうか。

私は数年前MBA受験をすると決めた際、通常であれば半年以上勉強してから申し込むGMAT（共通試験）を、一月先の日程で申し込んでから勉強を開始した。結果的に短期間で行きたいMBA校に受かったのでそれで良いではないか。塾代もゼロ円。

「落ちたら、別の方法を考えよう」くらいに気楽に考えていた。

未来を過去として「現す」

ジャーナルや「未来の自分への手紙」でもいい。声に出して「宣言する」でもいい。
目標やゴールを設定する際には兎に角「◯◯したい」「◯◯する」という未来系ではなく、「◯◯した」「◯◯を終えた」などの過去形にする。

ちょっと歪に聞こえるかもしれないが、自分が成し遂げたい未来を既に完了したかのように想像しながら書く・宣言するのがポイントだと感じている。

「昇進する」だと、いつまでも「これから昇進する人」のマインドで働くことになる。
「昇進した」だと、もうそうなった人のような思考・あり方になる。

私の場合、毎晩の瞑想でお願い事のように、今手に入れたいことが既に手に入ったかのように想像する時間を設けている。

というイメージを、既に私の日常で起きているつもりで妄想していた去年の今頃。間も無くして、東京の大塚でカフェの居抜き開業をしないかとお声かけをいただいた。

他にも色々と実例はあるが、私は１年半前くらいから、このようなイメージを持つようにしている。

「気がかり」を手放す

瞑想をする際や、何かに集中したい時、あまり考え事やアイディアが多く頭に浮かぶと先に進めなくなる。
そういう時は一旦その考え事をメモをしたり、敢えてその場で解決したりと、その気がかりを解消することで目の前のことに集中できるようになる。

意外と私たちは頭の「ノイズ」を「無視しよう、無視しよう」と苦戦しながら、別のことを同時にこなそうとしている時間が多い気がする。

それでは、出せる結果も出ないし、出ても時間がかかるだろう…

湧き出る感情を無視しない

感情と向き合うことを勧めることも、どの自己研鑽メソッドでも共通していると感じている。例えば誰かに嫉妬を覚えたら、なぜ自分がそう感じたのか深掘りするいいチャンス！

感情は無視するどころか、ここぞと己の夢、願望、恐れ、恥などに向き合う機会だと思っている。自分の根源にある想いや恐れを理解しないで自己表現を最大限にできるのだろうか。

例えば私は、心底人に嫌われることが怖い。
そこから派生して、失敗することへの恐れを持っている。
そして（旦那に笑われるが）洗濯物の生臭い匂いも異常に恐れている（臭いと思われて嫌われたくない、という解釈を自分なりにしている）。

これがブロックとなり、思いっきり自己表現ができなかったり、
会社員を辞めるのに半年くらい覚悟を決める時間を要した。

感謝を忘れない

そして、私が読んだり受けたりした自己研鑽のメソッドや考え方で、全て共通している最後の点は感謝。

人への感謝はもちろんだが、どちらかというと「今の自分が最高・最善」というような、内向きの感謝に感覚が近い気がする。

また、その日の一つ一つの出来事をジャッジすることなく感謝をすることで、より１日が豊かに感じる、というのも共通していると思う。

今日は寒かった。でもそのおかげでココアが最高に美味しかったな。
今日は物忘れしたので、遅刻をした。でもそのおかげで久しぶりの同期にばったり会って嬉しかったな。
今日は緑が綺麗だった。

ポジティブ思考とはちょっと違うんだが、なんというか、今の自分の置かれている場所や状況への感謝の気持ちを忘れないというところか。

なんだかまとめているようで長くなってしまったが、そんな共通点を感じ始めた今日この頃である。今夜も瞑想してからおやすみなさい。