2人の子供を1歳までに夜泣きゼロにしたジーナ式寝んトレの解説
1人目の娘は生後6週間から、2人目の息子は生後7ヶ月から、夜間のアシスト無しで朝まで寝てくれるようになった。性格や癖がまるで違っている2人に同じジーナ式寝んトレを導入した結果を考察してみる。
ジーナ式寝んトレとは
数ある寝んトレの中でも、Gina Ford (ジーナ式提唱者)とGary Ezzo のメソッドだけが新生児から使えるので有名である。他のは早くても生後4ヶ月からだし、寝んトレコンサルタントは生後6ヶ月より小さい赤ちゃんの案件は断るそう。
ジーナ式とEzzo式はどちらも類似していて:
1日は朝の7時から開始。太陽の光を入れたり、窓を開けるなどして、環境を変化させることで起床を促す。
朝7時から夜7時までの「日中」は、月齢ごとに定められている1日の最大お昼寝時間を守る。
とにかく夜7時までにお腹いっぱいに飲んでもらう。
(完全母乳の場合)月齢ごとの1日の搾乳量は参考にすべし。成長期が来ても母乳は足りるから気持ちも体力も楽。
抱っこで寝かしつけはしない。赤ちゃんが自ら寝る力を養う。
私が感じたメリット
1人目が生まれた時は「とにかく早く寝れるようになりたい」一心でジーナ式に辿り着いた私たち。娘が生まれる前から寝んトレ導入は決めていた。
ほぼ文字通りジーナ式を実践し、なんと生後6週間からは安定的に18:00から朝の7:00まで寝てくれるようになった。(22:00に起こして授乳を挟むが、これは計画的なのと、どうせ起きている時間なので苦にならない)。
睡眠をあまり必要とする性格ではなさそうな2人目は、生後7ヶ月までかかったが、同じことを成し遂げた。
メリットはいろいろあるが共通点をまとめてみると:
1日の計画が立てやすい(特にランチや夜の外出)
とにかく起きている時間の機嫌が良い(よく休めているからであろう)
泣いている理由の見当がつく(寝る時間なら眠いから泣いていると予想できるし、そうでない場合は空腹かその他、など)
親が長期的な睡眠不足にならないので夫婦円満、家庭環境良好
デメリット…??
寝んトレを検討した人がいるならわかると思うが、ジーナ式はとにかく指示が細かい。月齢に合わせて1日の授乳・睡眠スケジュールを分刻みで指定してくる。
それでもって世の中では物議をかます事が多いメソッドだ。なぜなら世界中の様々な組織が「生後6ヶ月までは寝んトレは危険」と、そもそも推奨していない場合が多いからだ。
寝んトレというもの自体、詳細は異なれど「いかに長く赤ちゃんが一人で寝られるか」をトレーニングするものであるからだ。
その鍵になるのが (1) 授乳の間隔を長くすることと (2) 一人で寝落ちできるスキルを身につけてもらうことである。特に(1) に関しては、体の小さい新生児は3時間以上授乳しないのはNGとされている。
多くの寝んトレコンサルタントが生後6ヶ月以下の案件を断る理由はここにある。
さて、ジーナ式の細かい指示と、赤ちゃんへの危険をデメリットと感じるかは人それぞれだとは思うが、私の見解を述べると:
こちらでも書いてあるとおり、我が家ではジーナ式を文字通り行うというよりは、ある程度自分たちの解釈で行った部分もある。(特に2人目においては)。外出もイスラエルへの渡航も自由にできたので、息苦しさは感じなかった。
そもそもジーナ式は「推奨スケジュール」のようなものであって、著者のジーナも「このスケジュール以外でも、赤ちゃんがお腹を空かせていたらしっかり授乳してください」と明記してある。なので、新生児から導入するリスクは低いと私たちは感じている。
2人の子供に共通して実施したこと
生後6週間から今日まで娘は一人で寝つき、しっかり朝までぐっすり寝る。
息子は生後7ヶ月ごろから、ぐっすり寝るようになった。
娘は生まれた時から寝すぎるくらい寝る赤ちゃんだったのに対し、息子は寝つきは悪く、寝ても長くは寝ない赤ちゃんだった。
娘はいまだに、地震速報の警報が鳴っても起きないが、息子はそれなりの音がすれば起きてしまう。
こんな性格や癖が類似しない2人に共通し、徹底したのは:
朝7時には必ず起こす
昼寝中や、夜間に少し鳴き声を出してもすぐに駆けつけない。5分から10分様子を見てからアシストに入る(驚くことに半分以上は、そのまま自分で寝に戻ることが多い)
眠そうなら無理に寝るのを阻止しないし、起きない場合はそれほど無理して起こさない
完全に寝落ちするまでは抱いたりあやしたりしない
それぞれの性格に合わせてお昼寝の時間を多めにしたり(娘)、少なめにした(息子)
スケジュールの応用方法
とは言え、外出や旅行、その他の理由で毎日理想通りのジーナ式が実施できたわけではない。その際には、私たちにいろいろと応用した:
移動時間と昼寝時間が重なる場合は、極力ベビーカーで外出し、ベビーカーでぐっすり睡眠してもらう
昼寝時間が大幅に少ない時は夜の寝る時間を早め、大幅に多くなった日は夜の就寝時間を少し遅めにした。朝の起床時間は7時から変更せず、調整は必ず夜の就寝時間に行った
外出や旅行時は、極力お昼寝時間と相性の良さそうな電車や飛行機を選んだ
2人の子供に、同じように導入したので、それ以外の経験はわからないが、早くから夜泣きの回数を0−1回に減らせるのも大きなメリットな気がしている。是非是非、もっと多くの家庭に検討・導入してもらいたい!
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