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あ・た・り・ま・え

何気ない朝の風景。

私は学校に向かう学生たちを見て、ふっとこんなことを思った。

”彼らは明日があるのが当たり前だと思って生きている”

毎日何かしらに悩み、悩んでいることを理由に同じ場所から動けずに、ただ悩み続けている。

将来に対する漠然とした不安があり、自分の人生の中で確固たるものがあるわけではないけれど、時間だけは無限にあるように過ごしている。

そういう若者たちが多い。

イヤ彼らだけじゃない。私自身もそうであったから。

「人間いつ死んでしまうかなんてわからない」ということを言葉ではわかっていても、心のどこかで明日も生きていられると思ってる自分がいるのも事実である。

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