私は今日、とある流行りのものを体験するため、重い重い足腰を上げてとある場所へ赴いた。

写真で既にネタバレしてしまっているが、タピオカデビューを果たしたのだ。

正直なところ、「今更タピオカかよ…」と言われればそれまでなのだが、やはり私の心のどこかで”乗っかりたいと思ったら乗るべきだ”ともう一人の自分が囁いたように思えたのだ。

そうと分かれば、並ぶことになろうが行くしかない！今回お邪魔したのは、「貢茶-gong cha-」さん。タピオカ業界では安定中の安定で選ばれるお店のようだ。

意を決してお店の前まで来た。来たのはいいが、眼前に現れたのはおびただしい数の人！人！人！であった。

気づけばお店の周囲を一周した後、後ずさりをしていた自分がいた。

帰ろう……自分が近づける所ではない。そう思った。

しかし飲みたい！　やはりこれだけ若い子にウケるのはなぜなのか知りたい！

”知りたい”という欲求は、やはり人間の本質的部分なのだろう。

また気づいた時にはその列に並んでいた。（筆者に意識というものがあるのか←）

テンションの高まっている女子大生の恋愛話が聞こえてくる中、並んで受け取りまでに30分弱。平日はやはりそこまで混まないか。案外待った感じはしなかった。

頼んだお茶はパッションフルーツ阿里山烏龍茶。とにかくパッションフルーツ味のある烏龍茶なのだろう。

そこにトッピングのタピオカ。ナタデココも食べたくなったのでそれも入れてみる。

やや緊張した面持ちでそれを口へ運ぶと………！？！？！？！？

ほぼムセかけました。

ド頭からタピオカとナタデココが隊列を組んで口内へやってきたのだ。ビックリした〜。咳込まずに対処できたのは奇跡だ。

肝心の味はというと………美味しい！！！

トッピングの小粒ちゃん達が甘くて弾力があって、噛み噛みするだけで幸せだった。

これはハマるわ

そう思うのに時間はかからなかった。

さらにビックリしたのは、これも前情報で聞いてはいたが、腹持ちがいいということ。

飲み終えた後の満腹感・満足感はたしかに感じる。

これはハマるわ

そう思うのに時間はかからなかった。

「流行りに乗っかるとか正直ダサいし。」「わざわざ並んでまで行くかよ。」って思っちゃっていた自分がいたが、”それがなぜ流行ったのか。ここまで人を引き寄せるモノは何なのか”を考えながら流行りに乗っかってみるのは楽しいし、考えることを日常的に”経験して”学びとしたいなという気持ちにさせられた。

ありがとうタピオカ。出会えてよかったタピオカ。

また一人で会いに行ってもいいかな。

ー 真の知識は 経験のみ。 ー　　ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ