見出し画像

暗くてごめんね

唐突にフラッシュバックがやって来た

母の火葬場でのことを

何だか重い雰囲気で

次は私の番なのかと

ふと感じる

それはいい、それでいい

肉体はいつか失くなる

こすごいのよ

死ぬのは怖くないけれど

仕方のないこと

せんないこと

ただ孤独なだけ

いつ死んだっていい

このまま死んだっていい

息子のワガママを聞いていて

かなしくなる

赦せない、赦せない、赦せない

あぁそうですか

私のことは赦さなくてもいいんです

あなたが後悔するだけだから

私のように後悔するだけ

もういいわ

すべて投げやり

どうでもいいの

私も母のように大きな愛で包みたいのに

母と私のように 

強く強く結びつく

それを今、息子が私にやっている

そういうことか

あなたの言葉に遠慮はない

自分をいちばんに見て

いつからそんな風になったのか

それは母と私の深い深いつながりを息子が気づいてから

越えられない大きな愛を感じてから

その愛が目の前から消えて右往左往している私なのに

求められてとまどって

困ってる

心が暗くてごめんね


この記事が参加している募集

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?