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田舎暮らしの当たり前と街暮らしの特別

田舎に住んでると
「こんなの日常茶飯事だよ」
と思い込んでることがある
干ししいたけもその一つ

田舎の野菜や果物のお裾分けの量はスゴい
街の人からは想像できないくらいの量をいただく
芋を野菜コンテナいっぱいなんぞ序の口
最初こそ戸惑ったが今では加工技術も上がり、サクッと家族や友人のお腹に収まる

先日、ものすごく量のベビーしいたけをいただいた
そりゃあもうスゴい
めちゃくちゃ多い
半分は佃煮とキムチにした
もう半分は干しシイタケに
さて、そろそろ干し上がりだよねとまとめてカゴに入れ窓辺に置いていた

遊びに来た友人が
「これっ、写真に撮って送って」
と大声で私を呼ぶ
「この干ししいたけのカッコいい写真が欲しい!」

「はぁッ、まじかー」
と言いつつ一眼レフを持ってきてパシャリ
画像加工アプリでお化粧して送信した

「干ししいたけがカッコいい!」
この感覚はなかった
いや、移住前はあったかも
いつの間にか
「特別なカッコよさ」が
「ありふれた日常の風景」になっていた

田舎の何気ない「カッコいい」を街の人に伝える方法を考えたくなった
友人の素適な感性に感謝だ

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