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第2回採卵おーわり!


備忘録的noteです。
それでも誰かのお役に立てれば。



いざ採卵。

35時間前の自己注射はやっぱり怖い。
卵巣刺激の注射よりもはるかに針が長いし、液量もおおい。刺すまで、刺し切るまでが長い。時間指定もあるのでさすがにドキドキ緊張した。

前日の22時以降の食事は禁止。当日の朝も絶飲食で向かう。夏場の寝起きに水が飲めないのはつらい。歯磨きで口をゆすいで、喉の乾きをごまかす。


1ヶ月半ぶり2回目の採卵なので、当日の動きや流れは把握している。過度な緊張もなく淡々と指示通りにこなして、我ながら良い患者の動きをしたのでは?と思う。

エコーで卵胞チェック。ボーダーの18mmを超えるものが大きくてホッと一安心。「目視だと右に6個、左に4個くらいありそうかな。まあ実際やってみないと分からないけどね。」と言われる。

数が少なくて不安そうな前回とは、違う雰囲気がして少しほっとする。


9:40頃に待機部屋に入る。
例のギンガムチェック術着に着替えて採卵の時間まで待つ。10:30の採卵だから少なく見積っても30~40分は何もしない時間。そわそわ不安な気持ちになってしまいそうで怖かった。さっさと目まぐるしく動いて、終わらせてしまいたかったのに。
あまり深刻になりたくなかったので、SNSを見たり、noteを開いて昨日の日記を書いたりして過ごした。


採卵室は相変わらず明るくて、白い蛍光灯が眩しかった。メガネを外したら何も見えないし、手術台が動くとほぼ仰向け状態になるので、周りにある機材も物も何も見えない。人がいるなーってのが影で分かるくらい。

人生経験として、今日こそは採卵の様子を記憶していたいなと思う反面、めちゃくちゃ痛いらしいので記憶を失うくらい麻酔が効いてほしいとも思う。難しい。

ドキドキしていたら先生がやって来て採卵が始まった。
何かの薬剤が投与されていく。

生暖かいガシガシ強めの消毒をされる。痛いなあ、気持ち悪いなあと思っていたら、のどのあたりが少しキュッとしてきた。アルコール消毒液を吸い込んでしまったような、少し刺激的でキュッとするあの感じ。
「静脈麻酔は、お酒に強いひとにはかかりにくいんです。だからたくさん使わないと効かなくて、後で苦しくなっちゃうんですよ。」と移動中に看護師さんとお話したことを思い出す。

苦しいなぁ、これは問題ないやつか?あーきっと麻酔のせいか。なんも見えないなぁ、、、と思っていた次には「ありがとうございましたー」と去っていく先生の影にお礼を言っていた。

また何も覚えていなかった。
身体がダルい。痛みは無い。
介助されつつ自力で手術台からストレッチャーに移り、ストレッチャーから待機室のベッドに移った。
裸眼でよく見えなかったけど、確か10:50~55くらいだったと思う。


そこからはひたすら体が重かった。目を開けて起きていようと思えばできる気はしたけれど、少し目を閉じたらベッドに身体が吸い付いて、永遠に寝られる気がした。

それでもどこかで、午前休をとって迎えに来てくれる夫のためにも、早めに病院を出なければという思いが働き、前よりも早い段階で身体を起こしていた。

前回ぼんわりする意識の中で聞いた培養士さんの結果発表も、体を起こした状態でお迎えした。まだ横になっててねと言われたので、横になって聞いた。また寝てしまいそう。


終了して1時間経過したら帰ってもいいとの事だったので、着替えて病院をあとにする。
平日だったからバス通院も覚悟していたけれど、やっぱり車で送迎してもらえるのはとても安心したし、心強かった。夫に感謝。ありがとう。


家に帰ってから洗濯機を回して干した。
そうしたら一気に緊張が解けたのか、だるさと眠気が襲ってきた。夕方まで寝て過ごし、空腹で目を覚ます。そういえばあさから何も食べていないんだった。
こんな時に限って家にはカンタンに食べられる食料が無く、インスタントのかぼちゃポタージュと冷凍してあった食パンを食べた。



こんなつらい思い、しなくてもいい経験、二度とするもんか!と思っていたら2ヶ月も経たないうちに2度目がやってきた。

今度こそ、今度こそ。
根拠は無いけれど、今度は行ける気がする。行きたい。

とりあえずおつかれさま、ワタシ。
見守って支えてくれてありがとう、オット。



以下前回の記録ですよければ


オワリ

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