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判定を目前に控えて


移植日に風邪をひき、喉の痛み→微熱→鼻水→副鼻腔炎と順調にいつもの経過をたどった。そして2週間弱たった現在も、鼻水と少しの鼻声と少しの咳が残っている。


移植日からの体調の変化や、感じたことを細かくチェックしようと思っていたのに、風邪と仕事でそれどころでは無かった。身体のほてり感があり、実際37.4℃の微熱がでたけれど、数日で戻ったのでこれは風邪のせい。


ここ数日はひたすら8時間おきのプロゲステロン膣座薬とデュファストンを忘れずに服薬することに必死だった。膣座薬のためにトイレに行かなければならないのが大変だった。15時の分が、どうしても仕事や外出でずれ込んでしまうことがあった。神経質にならないように心がけた。大丈夫大丈夫、1回分抜いたわけじゃないんだから、と言い聞かせる。


移植日から11日後(いわゆるBT11)に判定が設けられた。そっか、フライング検査をするのってこの期間だったのか、と判定日前日にふと思った。それでも何故か、それをしようという気持ちにはなれなかった。
もしかしたら、万が一、検査薬を使ってみて陰性だったとき。その結果を1人で受け止められる気がしない。
逆に陽性が出たとしても、もし病院での検査で残念な結果になった場合に、陽性から陰性になったその期間の生活を振り返って、ひどく後悔すると思う。必要以上にもう辛い思いはしたくない。



食生活はというと、普段摂取出来ていない魚料理を食べるようにして、バランスの良い食事を心がけたい。そう思っていたけれど、実際は難しかった。疲れて帰ったら、カンタンで適当に食べられるものにしてしまいがちだったし、魚料理の回数は増やせなかった。



身体の変化も感じ取れず、生活も変えられなかったので、移植したという実感はほとんどない。
判定日も、ただ指定された日に通院するという今までと同じ感覚でしかなく、ワクワクそわそわ心待ちにするような感じでもない。こんなに穏やかでいられるとは思っていなかった。
それでもさすがにこのnoteを書いていたら、少しだけ気持ちの準備ができてきた気がする。もちろん生理は来ていないし、微出血のようなものもない。もしかしたら陽性反応が出るかもしれない。緊張してきた。



どうか、どうか。



オワリ

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