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「ヨメの事業に許可はいる?いらない?」の記事の最後で、ヨメが「法人化したいと思っていた~」と言っておりましたが、今回は法人成りのお話し。

オレ「…」
  (法人化したいのなら、最初から法人化すればよかったんだけど。)

オレ「そうか~」
  「定款などをつくるためには、
   ビジョン・ミッションが必要だけど、ある?」

ヨメ「自己紹介のチカラで、スキップ、ホップ、ジャンプ!
   ムリなく楽しくSNS発信をサポートすることで人を幸せにしたい!」

オレ「そうか~」(道のりは長い…)


起業に際して、個人事業主ではじめるか、法人ではじめるかは悩むところです。

法人の種類はいくつかありますが、法人の設立は、基本的に、煩雑でお金がかかります。設立後も、ヤレ帳簿付けだ、ヤレ社会保険だ、と複雑な手続きが求められます。

それでも儲かっていれば、税制面でメリットがありますが、赤字になると法人住民税の均等割で最低でも7万円支払わなければなりませんので、結構キツイものがあります。

そのため、多くの方は、個人事業主からはじめ、儲けがでてきたら、法人成りでもしようかと考えるのではないでしょうか?

でも、法人成りは結構面倒です。経営者は変わらなくても個人と法人は別人格として扱われます。つまり、個人事業主から法人へと名義変更が必要になります。思いつくままに羅列すると、公共料金、車、預金口座、店舗や駐車場の賃貸借契約などがあります。

また、前回の記事で起業する事業によっては、許可が必要になるケースについて触れましたが、許可の問題もあります。

許可が必要な事業の場合、個人で許可をとった後、法人成りすると、そのままでは許可を引き継げず、個人で取得した許可を一度廃業し、法人で新たに許可を取得しなければならないケースもあります。

新たに許可を取得しなくてもよいケースであっても、変更届などの手続きは必要になります。

また、最近よく耳にする事業承継があります。いわゆる後継者問題です。個人事業主ですと、許可が必要な事業の場合、仮に後継者がいても、一度廃業して、あらためて後継者で許可を取り直さなければなりません。この点、法人ですと、代表者を変更する届出するだけで済みます。

その他、節税対策や信用度などは法人のほうが優れていると言えます。
であれば、法人化するかもしれない方は、最初から法人化するのが実はおススメ。

しかし、ヨメのように、とあるきっかけがあり、起業し、そもそも自分がどんなサービスを提供するのかもわからない状態でスタートした場合は、法人化からはじめるのはリスクが伴います。ビジョン、ミッションを明確にして、法人化することをおススメします。


オレ「法人成りするときは、どんな法人にする?」
ヨメ「そもそも、いろんな法人があるらしいけど、違いがわからない。」
オレ「そうか~。確かに、そうだなあ~。」
  




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