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「開業届を提出してきた」

帰宅して、楽しみにしていたビールを飲もうとしたとき、不意にヨメからの一言でした。

すでに勤めていた会社は辞めており、独立して事業を始めることは聞いておりましたし、賛成もしていたのですが、開業届を提出したとは驚きました。

開業届には、税務署に提出する「個人事業の開業・廃業等届出書」と都道府県税事務所に提出する「事業開始等申告書(名称は都道府県によって異なる)」があります。

事業開始から一定期間内に提出することになっていますが、提出しなくても罰則はありません。

ただ、開始届は、事業を開始したことを証明できる書類であるため、銀行口座の開設や融資、事業所の賃貸借などで、開業届の写しを求められることがあります。また、青色申告もできるので(開業届と一緒に所得税の青色申告承認申請書を提出する)、提出するに越したことはありません。

コロナ禍で国や都道府県が助成金などを給付する際に、開業届の控えが求められるケースがありました。開業届を提出していなかったために、助成金の給付が遅れたり、事業をしていることの証明ができなかったため貰えなかった事案もありました。

コロナ禍のような現象が起こらないことを願うばかりですが、今後、なんらかの助成金があったとき、開業届を提出していると助かるかもしれません。

個人事業主になるとヨメに言われたときは、まず開業届を提出するようには伝えていたのですが、まさか自力で提出していたとは!

その後、ビールを飲みながら、起業にまつわる法律系の話をしていると「あなた詳しいね~」と言われました。

どうやらヨメは、私が起業サポートを業務のひとつにしていることを知らないようでした。

「開業届を提出したほうがいいと言ったとき、自分が起業サポートに詳しいと言ってよ~」みたいなことを言われました。

起業にあたり、法律関係が気になり始めると、わからないことが切りなくあると嘆いていたヨメ。

そのため、今後はヨメの起業サポートを引き受けることとなりました。せっかくなので、ヨメに説明していることを、ここでシェアすることでヨメと同じように悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。






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