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ASDについて(2);処世術

ここから本格的に社会適応の方法について述べていきます。
定型発達あるいは健常者のようにお気軽に社会適応は無理です。

かなりのエネルギー、そして時間を割いていく必要があります。
自分は30年以上かかりました。

結論から書きます。異論はたくさんあるでしょうが、
とりあえずぶちまけてみます。

(1)知識が武器になる
(2)観察力を磨こう
(3)ロールモデルを探そう
(4)「言葉のコスプレ」をする
(5)自分の興味があることには他人は興味がない
(6)精神の安定は人を遠ざけて得られるもの
(7)精神の成長は人を近づけて得られるもの
(8)自分の精神年齢は定型発達の6割掛け
(9)趣味はできるだけ続けよう
(10)結婚、子供をもうけるといったありきたりの幸せは来ない。
(11)時間の感覚が普通と違うことを自覚しよう
(12)「知っていること」を全部出してはいけない
(13)パワハラ・いじめをしてくる奴は天敵、
  暴力で解決できない場合は逃げろ
(14)若いころは体力でなんとかなるが、無理が利かないと
  自己崩壊が始まり、精神の安定が損なわれる
(15)社会適応のための前始末をしよう。

列記していくともっとあるのでしょうが、
あまり盛りだくさんにしてもしかたないので、
このへんにしておきます。

まず、お断りしておかないといけないことは、
ネットから得た言葉回しを使っていること。
結構悲観的なことがかかれていること。

そして誰にでも当てはまるわけではない、
自分が心がけてきたものであるため、
その効果に関しては未検証であること、を心おきください。

全体として、ネットでの論調、とくに旧Twitter、
現在のX界隈での影響を多分に受けているなと思います。

それでは、ひとつひとつ解説していきます

(1)知識が武器になる

これはそうだろうな、と思う人多いのではないのでしょうか。
日常的な他愛もない雑学でも頭に入っていると、思わないところで
役に立つものです。
社会適応の上でも、仕事をする上でも、知識量の多い、少ないで
評価される場面は多いです。

そのために僕のやった方法は「読書」でした。
昭和の昔はネットがなかったですからね、苦労しました。

実地研修がへたくそな僕は、紙から得た知識に全幅の信頼を置いています。
高校で「英語」を勉強して、外国の資料が知識の役に立ったり、
外国から服を取り寄せたりすることができるようになったときは
うれしかったものです。

周りの人を理解する方法もこれでした。
高校生のころまでは。

(2)観察力を磨こう

特に周りの人を見てみましょう。どういう風に行動しているか。
どういう風に言葉を使っているか。
細心の注意をもって、どんな場面で、どういう決まり文句をいっているか。
挨拶とかがそれにあたりますね。

社会適応を始めたころに、
若い人が叩かれる要因に「言葉遣い」があります。
だんだん年を取ってくると、言葉遣いも変わってくるので、
そこまでケチつくこともないのですが、
「つい言ってしまった」的な発言は避けたいですよね。

自分も若いころ「気が利かない」と散々叩かれました。
つまり要求を先回りしてかなえろよ、ボケ。ということです。
いまでもたまに言われますが、
その気を利かせる対象・ターゲットを興味の中に入れて観察するんです。

最初はうまくいかないけれど、観察していると、
変化が予期できるようになります。
この行動・言葉が出ると次はこれだな、というように。
人間や動物はある程度の意思をもって活動しているので、
度肝を抜くような変な行動は日常的には取れないんですね。

スーパーで買い物をして、次に行くのは「レジ」だというような。

この観察眼を使ってする適応術が

(3)ロールモデルを探そう
(4)「言葉のコスプレ」をする

になります・・・次回に。

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