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プロレス&マーケティング第40戦 今こそプロレスをTVゴールデンタイムに戻せ。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:なぜ、いまテレビなのか。プロレス界発展のために、プロレスをいまゴールデンタイムで放送すべき理由。プロレスを今日の隆盛たらしめた人物とは。トップ画はハラダ画伯の手になるものです。

ブロディがわかるのか

あまりテレビには詳しくないのですが、きのう夜、そんなに遅くない時間にくりぃむしちゅーがMCの番組で、二人がプロレスラーのモノマネをしていました。

上田晋也と有田哲平は熱心なプロレスファンとして知られ、彼らの番組ではよくプロレスネタが出てくることも有名です。

きのうの番組は、いきなり超獣・ブルーザーブロディのテーマが鳴って、映像が飛び出し、すかさず上田がブロディのモノマネでフォローするという、流れでした。

似てるっちゃ、にてる。https://qr1.jp/3ZoeiB

これを有田がアントニオ猪木のモノマネで追っかけます。ゲストの相撲取りに、闘魂ビンタをくれて、猪木の名ゼリフ「バカヤロゥー」で番組を締めたのです。

有田の猪木。微妙だ。https://qr1.jp/NmzyUb

マーケティングになってないブロディのマネ

しかし僕は思ったのです、いまどきブルーザー・ブロディを知っている日本人がいるのかな、と。

超獣・ブルーザー・ブロディ https://qr1.jp/UvqIXo

アントニオ猪木だってあやしい。

僕のスポーツマネジメントの講義に仕方なく(笑)、猪木を出すことがありますが、猪木が引退して25年、若い学生たちはアントニオ猪木の現役時代を見たことがないので、名前くらいは聞いたことがあるけれど、「知らない」のです。

ましてやブロディの絶頂時は35年前、もちろん一部のプロレスファンしか知りません。

夜の時間帯で、ターゲットとする視聴者層は20代~60代の男性と考えると、このプロレスネタはお笑い芸人たちの自己満足にすぎないか、50~60代のTVプロデューサーたちの遊びじゃないかと思えてならないんです。

プロレスをTVで復活させる時は今だ

そうなんです、いま、昔のプロレスネタやったって、誰も食いつきはしない、それどころか「知らない」。

それにもかかわらず、時々プロレスで芸人たちが盛り上がるのを見せつけられるのは、彼らと番組制作者たちが、あの時代、猪木、馬場、ブロディたちが大暴れしたときにTVにかじりついていた、最後の世代だからです。

芸人もプロデューサーたちも、40代から60代、演出に対して口を出せる立場にいる人たちです。

しかし、あと5年もしてごらんなさい、昭和プロレスを知る、そして社内でも発言力を持つ最後の世代がいなくなり、こうした懐古趣味的にプロレスを取り上げる製作者はいなくなりますよ。

新日本プロレスの深夜の視聴率が2%くらいと伝えられている今、現在のプロレスを見る層は、超少数派、これが現実なのです。

マーケットが小さいから、まだブーム復活などとは言えないから、新日本プロレスでさえ1時間番組やゴールデンに移行ができません。

でも現役の出演者を含めた制作側は、プロレスに対しての熱い思いがあり、スポンサーサイドのOKが取れれば、プロレス中継をやりたいと思っているのです。

プロレス好き芸人やプロデューサーは、プロレス復興のクモの糸のような存在です。

細いこの糸につかまって、プロレスは助かるか?https://qr1.jp/6Z7Orr

そのはかない力にすがるしか、ゴールデンとは言わない月イチでいいから、レギュラー枠を取る手立てはないのです。

えっ?なんでテレビにこだわるんだ、ストリーミングがあるじゃないか、というあなた、もうこれは昨年6月の武尊vs天心で決着がついた話ですよ。

https://qr1.jp/rfzsmI

有料放送で50億儲かったところで、あれが地上波で放映された時の普及効果に比べれば屁のようなものです。

仮に視聴率30%としたら、全国3000万が見ることになり、天心、武尊共に認知度は100倍になったことでしょう。

テレビは家族や仲間同士で楽しめ、人間の「感動を共有したい」という隠れた欲望を満たすという、大きな力があることが認知されてきました。

プロレス復興は、テレビレギュラー中継化をおいてほかにないのです。

プロレスの隆盛の本当の立役者

コミッショナーや、業界の利益を代弁する存在がいないのが、組織論の立場からのプロレス最大の欠点です。

政治家でも経済人でも、業界の共通利益を代表して、テレビ局と大所高所に立って交渉できる人材が必要と考えます。

多様性の時代に、喜怒哀楽のバリエーションが豊かで、今なお時代に合わせてそれが進化していく格闘スポーツ、それがプロレスです。

プロレスは、近未来のキラーコンテンツとして、明日のテレビの目玉になりうる存在です(I hope)。

コミッショナーは、ステークスホルダー(利害関係者)にそんなプレゼンができ、世の中に影響力があり、そして何よりも強いプロレス愛がある人物がふさわしいでしょう。

かつて猪木vs小林の世紀の一戦を実現させた、当時の
東スポの井上博(いのうえ・ひろし)社長みたいな人がいれば・・・

左から二人目、馬場と猪木に挟まれている人物が、井上氏。https://qr1.jp/WYR011

彼こそは、勇気と信念をもって猪木vs小林戦を実現させ、プロレスを今日のプロレス足らしめた人物です。

井上社長については、また後日お話しましょう。

そういう人物をプロレス界は待望している、今日はこうまとめましょう。

今日も暑かったですね、皆様明日もお水は切らさないようにしてくださいね。

それではまた明日お目にかかりましょう。

野呂 一郎
清和大学教授




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