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漆固め

割れた断面に透き漆を塗ります。

薄く薄く塗ります。塗るというよりも、白い陶器であれば透き漆の茶色がしみ込んだ程度で大丈夫です。べっとり塗らないように気をつけましょう。

一通り塗ったら乾かします。

漆の乾かし方

漆を乾かすといっても、水分を飛ばすという意味ではありません。

漆は、水分を吸って固化するので、湿度70%程度のところに置く必要があります。

漆を扱う専門の方はムロという高温多湿な施設を作っていますが、そのような場所は自宅にはないですよね。

そこで、湿気の多い状況を作るため、小型ムロを作ることにしました。

ムロ作り

陶器の大きさにもよりますが、以下のものを用意します

・100円均一ショップのプラケース(陶器が入るもの・ふた付き)

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・キッチンクロス・雑巾

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雑巾を濡らして、軽くしぼり、プラケースの底に敷きます。

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漆を塗った破片を置いて、ふたをします。

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乾きの判断

紙切れに漆を少し塗って、ムロに入れます。4、5日経って、楊子などで突いて、カチカチになっているかどうか確認します。

かぶれ

漆は皮膚に付着すると、人によってはかぶれます。万が一、手に付いたらサラダ油で拭き取りましょう。


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