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新生児の迎えて思ったこと

生まれ方

出産というものは、想像していたよりも繊細だと思った。立ち会う前は、赤ちゃんというものは、お母さんのお腹からつるんと生まれてくるとばかり思っていた。哺乳類の動物だと、生まれてすぐに立ち上がったり、歩き始めたりする。人間は保育期間が長いので、そこまではいかないものの、それでもスムーズにいくのではと思っていた。しかし、これは楽観的すぎた。診療明細には心配蘇生20分と書かれていた。つまり、お腹から出てきてから20分間は仮死状態だったということだ。もちろん、そこから蘇生して元気に泣き出したわけで生命力の強さを感じる一方で、出産は常に危険と隣り合わせであるということを感じさせた。

育て方

混合でミルクは80ml。3時間ごとに授乳して。

退院時、妻はそんなふうに病院さんから言われたそうである。もちろん授乳指導や沐浴指導はあったわけだが、育て方の伝え方が大雑把な感じは否定できない。病院からすれば1ヶ月検診までに順調に体重さえ増えていればいいので、シンプルなアドバイスになるのかもしれないし、育て方は家庭によっても千差万別だし方針も色々あるだろうから、そこまで病院が踏み込むのは遠慮しているのかもしれない。

赤ちゃんが泣くのは、はらぺこか、不快かのいずれかのはずだ。不快というのはおむつが気持ち悪い、眠いけど眠れない、何か怖いの3パターンくらいしかないのに、何が原因かがわからず対処もできず、いつまでも泣き止まないことがある。途方に暮れたり、育児ノイローゼになるのもわかる気がした。長期的ビジョンや中期的な目標がないまま、目の前の問題に対処していくだけでは、身が持たない。我が家はジーナ式で予習していたことで少しは自信につながったと思う。ジーナ式が正しいかどうかはわからないし、我が子に適しているかどうかもわからない。それを確かめる手段もない。でも、新米ママパパには良い道標だと思った。

サポート

保健師訪問は非常に助かった。体重の増加傾向や体調や生育状況など見てもらい問題ないかどうか第三者の観点で見てもらえる。悩み相談もしてくれるし、自治体でやっている様々なサポートの内容についても詳しく教えてくれた。妻は早速保健所に電話してわからないことを聞いていた。

最近ではYou Tuberもたくさん困ったときの対処について知恵が公開されているので、非常に参考になる。しかし、インターネットがなくても専門職にすぐに聞いたりできるのはよいと思った。自治体にもよるかもしれないが、他のママパパとの交流などの機会や「0歳児集まれ」的なイベントも開かれている。毎日の育児で忙しなく過ごしていると外に連れ出す元気もないかもしれないが、それでもそういった場所に出かけていくのは有意義なことだ。自治体のサポートは保育園だけではないことに気がついた。

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