未だに地球でシコシコnoteを書いている今はおかしい。

1969年にアポロは月に到着し、ドラえもんの連載がスタートした。

1979年に放送開始された初代ガンダムの宇宙世紀史では西暦1995年に地球連邦政府が誕生し、宇宙世紀が始まっていた。

そして、2003年の4月にはアトムが誕生。

ガガーリンとかが宇宙に行った頃には、誰もがそれを実現できるだろうと思っていただろうに、どうして今僕は地上でシコシコとキーボードを叩いているのか。

平成よ、本当にこの30年は失われたものだったのか???

塾講師をやっていて思う。平成の歴史の教科書はいつ作られるのか?

むしろ、日本国内で平成の歴史として紹介されるほどの変化があったのか?

明日、元号は令和へと変わる。

平成に置いていきたいもの、それをここで書き綴っていきたいと思う。

2005年、愛・地球博の思い出

万博といえば大阪!な人たちは多いけれども、僕にとって愛・地球博が一番思い出に残った万博だった。

愛・地球博では「自然の叡智」をテーマに、古くから日本に存在する自然を活かしながらも最新の技術をそこに盛り込んでいた。

そこには燃料電池可動のバスが走り、IMTSという自動運転のバスが走り、ロボットたちがパレードを披露。

それでもって、会場には自然が溢れ、灼熱の真夏とは思えないほどにどこか涼し気な空気が漂っていた。

ドラえもんの未来の世界のようなメトロポリス的な未来ではなかったけれども、未来の摩天楼なんかよりもずっと素敵な未来像がそこにはあった。

全く道のエネルギーで静かに動く乗り物たちにとても感動したけれども、あのときに見た乗り物は何一つ身近にない。

相変わらず運転手はいるし、無人運転のゆりかもめにも終電がある。

街にいるロボットは、いてもいなくても関係なさそうなペッパーくんばかりだ。

そして、相変わらず東京はビルだらけだし、僕の故郷福岡市もそれに習うように大きなビルばかりが増えている。

平成の街は何一つ変わらなかったし、むしろ廃れていった。

先月、平成最後の帰省をしたときに、少しだけ地元の様子を見た。

新しい建物は増えたなと思うけれども、マンションくらいしかないし、オシャレな雰囲気だけを頑張って出したような渋谷にあるようなつまらないカフェくらいしかなかった。

そんな地元から東京に行っても、何一つ建物の機能として変わったものはなかった。

タイムマシンもなければ、愛・地球博で見た自然のエネルギーを使ったハイテクな乗り物もなかった。

見た目ばかりが新しくなって、中身は何も変わっていない。

見た目が新しくなったばかりに、そうでないものに関してはどんどん古臭く、寂れているように思えてしまった。

現実の街が面白くないから、インターネットばかりが盛り上がった。


だけど、バーチャルにつながる空間はあの頃に比べて目に見えて発展していると思う。

今、ロックマンエグゼがあったら、「プラグイン!」とか言ってケーブルを電子機器に繋がずとも、ポケモンGOみたいにいつでもどこでもログインできるようなものになっているだろう。

ゲームボーイくらいしか持ち運べるバーチャル機器がなかったのに、今はOculusGoとかもでてきて、現実にいながらも簡単に電脳世界に入り込むことができるようになった。

用賀のマクドナルドで待たなくとも、nottecoを使えばヒッチハイクまがいのことはできるし、お金がないときにはpolcaで集められるようにもなった。

インターネットを使って、今まで出会えなかった人や情報にどんどん出会うことができたし、なんだったらインターネットの世界だけでありとあらゆる娯楽が済むようになった。

spotifyでいつでも新しい音楽に出会えるし、Netflixでレンタルビデオ屋に行かずとも見たい映画を見ることができる。

イベントや飲み会だって、facebookをちょっと探せばすぐに見つかるし、なんだったら今の友達のほとんどがネット経由で出会った人ばかりだった。

むしろ、学校で出会った友達なんて指で数えられる人数くらいだ。

インターネットのおかげで、ありとあらゆる娯楽が手に入り、友情もセーフティーラインも確保できるようになった。

平成の30年で一番変わったのは間違いなくインターネットだと思う。

そして、一番面白いものが集まっているのもインターネットだ。

娯楽に関して、現実はインターネットに負けてしまっている。

キレイな景色も、現実よりもネットに転がっている写真のほうがキレイに見えることも珍しくなくなった。

現実は何も変わらなかった。だけど、インターネットだけは変わり続けた。

平成に置いていきたい「現実をつまらなくしているもの」

別に現実がおもしろくないわけではないし、最近ではむしろ現実が1番面白くて仕方がない。

おかげで、現実をつまらなくしているものが何かをこの目ではっきりと見ることができた。

現実をつまらなくしているもの。それはあなたが今まさにやっている「やりたくないけど、やらなきゃいけないこと」に他ならない。

僕にとってのそれは、自分が良いと思ったことや意見を第三者の手によって歪められてしまうこと。

それに気がついたのは、塾講師をやっていたときに真逆のコンセプトでやっていた自分の自主講座に難癖をつけられて訴えられそうになったことや、居酒屋のバイトをしていたときに店舗設計ミスによって引き起こされる事故を自分の不注意のせいだと責められたことから。

生活を成り立たせるためにはこれが必要だったんだろうと思うから、それに近いことがあったときにずっと我慢をし続けていたのだけれども、ついに我慢しきれなくなったのは2016年の7月に塾をやめることになってからだった。

「生活を成り立たせなきゃいけない」

以前、AirbnbやUberの規制、通信制限、高速道路料金についてめちゃめちゃ怒った記事を書いたときに、ある人から「人件費がかかるから仕方ない」と言われたときに、それこそが現実をつまらなくしている1番の思考であると理解した。


タクシードライバーも「自分たちの仕事が成り立たなくなるから」という理由で国会前にタクシーを並べていた。

「ホテル業が成り立たなくなる」を理由にホテル業界はAirbnbをつぶした。

大手キャリアについても、従業員に給料を払い続けなければならないために、いつまでも電波でお金を取り続けている。


平成の30年間。この「生活が成り立たなくなる」によって、この国は大いに停滞し、立ち上がった新しい技術も「生活が成り立たなくなる」のためにどんどん他の国や企業に追い抜かされることになった。

もうさ、「生活が成り立たなくなる」で考えることをやめませんか?

「生活が成り立たなくなる」と思う方向に進んでも、誰もが幸せに自由に生きていくことができる。

令和にはそんな夢みたいな話が現実になれるようにするためにしませんか。

全人類がそう思い、それに向けて行動できれば、次の元号に宇宙に当たり前に人が住んでいて、ドラえもんが一家に一台あるのも遠くはない。

では、残り少なくなりましたがよい平成を。


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北 祐介@成増学園総監督

サリンの2日前に生まれた福岡っ子。リアルな場で非日常空間を作るワークショップ工房&パインアメ通貨などのリアル仮想通貨工房・成増学園の総監督。世界初の企画設計から支援までやるpolcaワークショップを企画。 その他、和光市にて貰い物とゴミで暮らすオープンソースな家をやっています。
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