『遠別少年』解説 クマの置きみやげ(坂川朱音)全文掲載
20日から始まる「遠別少年」装丁展で制作した坂川栄治『遠別少年』の解説文を掲載します。
『遠別少年』は装丁家・坂川栄治さんが少年時代を過ごした北海道遠別町での体験をもとに書いた短編小説集。その1冊を10人のブックデザイナーたちが装丁するという展示企画を立ち上げ、2020年開催予定で準備を進めていました。その最中の2020年8月、坂川さんは長野の別荘で心筋梗塞により旅立ちました。
その後、残された赤字原稿をもとに本を完成させ、展示会も2022年2月に開催することができました。