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「光と影の季節」

7月X日 午前9時 朝日和


大きな窓から心地いい陽の光が差し込む。

朝の光は、どこか温かく、優しいから好き。

だから、寝るときは、部屋のカーテンを全開にして

それから電気を消して、ベットに飛び込むようにしている。

今日はいつもよりも特別な朝だ。

カーテン付近のハンガーラックにかけた

水色のバンドカラーシャツがよく映えている。

それだけでない。

いつもよりも、空が広く見える。

 “モラトリアム期間と称される大学生活も


今年で4年目。

いよいよ学生最後の夏。

だけど、最初の夏でもある。

それは、学生最後の夏とは思えないくらい

毎日が新鮮で、毎日が発見の連続だからである。

発見というのは、もちろん“ヒト”や“モノ”の発見もあるが、一番は、自分に対する発見である。

だから、最後の夏というよりは、

最初の夏という感覚が強い。

最近、睡眠の質が悪いからなのか、

ずっと夢と現実の狭間を生きている。

長い旅の途上で夢見た季節

これまでの学生生活を経て

少しは大人になれたと思っていたのだが、

最近は、まだ、子どもだと気づかされる日々である。

それとも、初めて本物の自分を見つけたのか。

いずれにせよ、大人になるまでの道のりは、

これからも長く、険しそうだ。

もう、ずっとこのまま子どもでいたい。

多くの人が大人になろうとする中、

僕は子どもを貫いてもいいですか。

浜田省吾の“光と影の季節”を聴いて

“旅人”でも、帰りたい場所があってもいいのではないかと。そして、帰りたい場所に帰ってもいいんだと思った。

まずは、長い旅の途上で夢見た季節を楽しんで、

いつか“ここに”戻ってきたくなるような日々を送りたい。

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〈北の桃太郎〉



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