アニメ『宇宙よりも遠い場所』は最強のドキュメンタリーである。
「女子高生、南極へ行く」
いままでこのようなアニメがあっただろうか。
2018年1月~3月まで放送されていた、アニメ『宇宙よりも遠い場所』がそうである。女子高生4人が南極へ行く話である。通称「よりもい」、以下「よりもい」とする。
僕はnoteで1つのアニメやマンガをとりあげて記事にすることはないのだが、この「よりもい」だけはみなさんに全力で紹介したいアニメだ。
「よりもい」はズバリ、最強のドキュメンタリーである。
異世界へ転生するわけでもない、海外に行くわけでもない、そう、南極へ行くのがこのアニメである。
1話だけ観ると「日常系のほのぼのアニメなのかな」と思っていた矢先、思いもよらぬ展開に心を動かされてしまった。
なぜこの4人で南極に行くことになったのかはさておき、「南極へ行く」と言い出した張本人がこちら。
小淵沢報瀬が「南極へ行く」と言い出した張本人である。すべては彼女から物語が始まる。小淵沢報瀬の母が、かつて南極観測隊として南極へ行っていたが行方不明となっている。
主人公、玉木マリ、みんなからは「キマリ」と呼ばれている。高校に入ったらしたいこととして「青春する」と決めている。本記事冒頭にあるのは1話における「キマリ」によるト書きであり、南極へ行くことの原動力となっている。なぜ前髪がおかしなことになっているか、アニメの後半でわかる。
小淵沢報瀬と「キマリ」が通う高校の近くのコンビニで働いている。高校は辞めている。
3人より1つ年下で幼いころから子役として活動しており、タレントとしても活動している。
以上の4人によって「南極へ行く」ことをめざす。「よりもい」全編通して描かれているテーマとして「友情とはなんなのか」である。ただの青春物語ではなく、南極へ行くことでしか築けない4人にしかわからない友情が描かれているからである。
僕のようないい年した大人がこの4人を見ていて、「かわいい」とか「尊い」とかではなく
ただただ愛おしい
これに尽きる。
南極へ行くことによって描かれる4人の友情は、どのように絆を深め、悩みや葛藤と向き合っていくのか。そこに注目して観ていただきたいが、僕の注目ポイントを以下に挙げておく。
高校生らしさもありつつ、青春と未知の領域に踏み出す冒険に僕はこんなにも心を動かされてしまった最強のドキュメンタリーアニメであった。Netflixでも観れるし、2024.1.6からEテレで再放送中なのでぜひ。
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