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のりちゃんの乳がん日記⑮投薬順

4回目の投薬は問題なく終わり5回目からお薬が変わるのでNドクターと面談。
彼女は主治医ではなく外来で時々出てくる頼りない印象のドクター。
5回目からは抗がん剤ドセタキセル+抗HER2のトラスツズマブとペルツズマブ。
「抗HER2→ドセタキセルの順で投薬します
抗HER2のお薬は脱毛の副作用はないから途中からパックスマンを装着しましょう」

パックスマンは投薬30分前に装着して投薬終了後90分後に取外す。
ドクターの言う順番だと
抗HER2→途中でパックスマン装着→ドセタキセル→90分後取外し
いやいやいや
パックスマン装着→ドセタキセル→抗HER2→投薬終了時に取外し
の方がスムースでしょ!なんでこんな順番を組んでるの?
とびっくりしたがやんわりしっかり順番を変えるよう伝えた。

「いやー 決められた順番ですからねぇ」と歯切れの悪い返答。
そうは言ってもこれから4回もある。
「順番の根拠は?」と聞くも「決められたことなので」
元々印象がわるいこともありイライラしながらドセタキセルを先に打つよう言い続けると
「じゃあそう言うご希望ということで」とパソコンに入力した。

5回目投薬日
なんと…看護士が「最初に抗HER2を打つので途中からパックスマンをつけましょう
はぁー???「いや順番を入れ替えることになっています」と言うも「えっ?!そんな指示は出ていませんよ」
後でわかったけれど面談のNドクターは「順番を入替希望」とだけ入力してそれを引継ぐこともなく夏休みに入っていた。
私がちゃんとNと話してあると言ってからカルテをよく読むとこの一言が書いてあり主治医もびっくりでその場で対応を検討。
結局1時間超待たされて順番を入替えて投薬することに。

夜になって主治医が来た。
カルテに入力してある内容まで患者はわからないし面談に同席していたスタッフさんも順番を入替える話になってましたよね、と加勢してくれたしNドクターの不手際で今日スムースに投薬できなかったのはとても遺憾だと伝えた。
6回目の投薬前にまたNドクターと面談があり主治医の上のドクターも含めて順番をどうするか検討した結果、順番を変えたことで効果が弱くなるかもと説明してそれでも良ければ入替えましょうということになったけどどうですか?と確認された。
投薬順を入替えたら効果が減るかもってなんかもうむちゃくちゃやな、だったら5回目はどうなん?と思ったけどNとの面談は早く切り上げたかったので「その検討は5回目の前にするべきですよね」とチクリと言った上で了解した。
Nは元々印象が悪かったけれどもう二度と会いたくない、と思っている。

写真は病院近くの細い路地にあるパン屋さんのサンドウィッチ。
パンはどれも美味しくお手頃。
帰りだと売切れているので朝買って病院へ行き帰りに川辺りで食べる。
辛い治療のわずかな楽しみのひとつ。

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