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のりちゃんの乳がん日記57 打てなかった抗がん剤


某日
10回目のパーセタハーセプチンを打つべく病院へ。

でもまだ咳が残ってるし、ふらつきがある。
少し不安を抱えながら診察室へ。

お正月に救急で入院したことは前週の循環器内科の診察で言ってあるので入った早々「大変でしたね」と。

いつものあなたの元気さはないし今日打つことで体調不良になる可能性があるから打ちません。
救急入院をするほどだったので延期ではなく中止、と言われた。

延期ではなく中止。
延期ではなく中止…

今まで9回打ったので術後治療をしない人よりはもちろん効果があります。
ただ途中で心機能の低下もあったし今日打ったことでお正月よりも重篤な状態になる可能性も否めません。

柔らかい表現でそう言われた。
私自身も不安は拭えなかったので少し安心。
でも最後までできなかったのは少し残念。

前の主治医がポロッとこぼした「色々治療でトラブルがあって大変な患者」を思い出した。
ほとんどの患者は手術で取り残しもなく
投薬中に心拍数が下がって中断することもなく
心機能が低下して2ヶ月半中断することもないんだな。

一区切りついたけどこれで終わりではなくまだまだ通院は続くのであった…

写真は複雑な気持ちを少しでもスッキリさせようと帰り道に寄ったカフェでブランチ。
ほんとは他の店でランチをしようと思っていたけれど投薬しなかったから時間が早すぎてこの店へ。
美味しかったけど…今度は気持ちの良い日に来よう。
きっともっと美味しく感じるはず。

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