駅伝バカとバカ親
「父ちゃん箱根駅伝の本出たら買ってね~。第96回の。」
と駅伝バカに言われていたので仕事帰りに本屋に寄って買って帰った。
「ほいっ」と渡すと「やったー!」と大喜びする駅伝バカ。
500円の図書カード2枚を使って買ったのだけれど、この図書カードは先日、私が立て替えていた家計の一部を妻から「奏太がもらった図書カードで払ってもいい?」と貰ったものである。やすやすと策にハマってしまった。
袋を開け表紙を見た駅伝バカがひとこと。
「へぇ~。この写真使うんだ~」
一瞬、何を言っているのか分からず尋ねると、てっきり復路のゴールシーンだと思っていた写真は往路のそれであった。駅伝バカともなると瞬時に判断ができるらしい。
次にスタート直後、ほとんどのチームが集団になっている写真を見て言った。
「日本大学とか筑波大学とか30年後の箱根駅伝みたい」
力が劣るチームが先頭に立っているのを見ての発言。さすがは駅伝バカ。過去のデータも頭に入っているので常に同じチームが強いわけではないことを理解しているようだ。流石に30年は言い過ぎな気もするけれど…
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