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演者

思い出を並べた
窓際の本棚
模様替えで動かせば
埃と共に見つかった写真
.
その度に開かないと
忘れてしまうようなものでも
こんなに恋しい
.
知らなかった
そんなことばかり
笑っていいのか
判らないのならばもう
知らないふりのまま
知ったかぶりのまま
演じてみる
感慨深そうな顔を作って
程よい涙も抱えて
なりきってみる
たまには
.
.
溜め息を重ねた
街角の公園
遠回りに準ずれば
視界の隅で見落とした光
.
この先も続かないと
滲んでしまうようなものでも
こんなに嬉しい
.
消えたかった
そんなことばかり
願っていいのか
判らないのならばもう
知らないふりのまま
知ったかぶりのまま
興じてみる
居心地悪そうな顔を作って
気怠い心も抱えて
やりきってみる
どうにか
.
.
まだ帰れない
この気持ちにも
いつかまた
.
知らなかった
そんなことばかり
笑っていいのか
判らないのならばもう
知らないふりのまま
知ったかぶりのまま
演じてみる
感慨深そうな顔を作って
程よい涙も抱えて
なりきってみる
たまには
.
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網戸の向こうに、また春。

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