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異なる三つの共通点

最近三つの全く異なる事柄が似たものを共有しているように感じたので備忘録も兼ねて投稿。 サンプリングヒップホップの評価として「いかにサンプリングされているか」があるように見える。 SALUの「RAPGAME」はFlo Ridaの「I Cry」のトラックをサンプリングしているし、 MAKI&TAIKIの「バスドラ発〜スネア行feat.Muro」のタイトルでもあるフレーズはPUNPEEの「フレンヅ」やCreepyNutsの「生業」でサンプリングされている。 RAP GAMEの

    • 萌えと儚さ

      よう先輩の語る「萌え」ポッドキャスト「いんよう」の第4回【日常系と萌えの話】でよう先輩が語っていた「萌えって何か」が眼から鱗が落ちた。 それは、例えば、 廃墟好きが廃校で置き去りにされた机と椅子を写真に収めるように「そこにあるべきものがない」ことや、 人間が本来社会的な能力として備えておくべきコミュニケーション能力が足りていないことが「ツンデレ」として現れていることなんじゃないか。 この、「欠落を愛でる」ということが「萌え」という気持ちにつながっているのではないかという主張だ

      • リフレーミングでお互い気持ちよく前に進みたい

        はじめに 僕はアパレル会社で働いている。22歳で大学を卒業後、ずっとこの会社に勤めている。かれこれ7年ほど経つ。2019年の春頃、会社と自分のタイミングが噛み合ったこともあって、運よく早めに店長の職をもらった。  弊社に限らず、アパレル会社は離職率が高く、程度の差はあれどおおよそどこも人材不足だ。結構みんな助け合いながら、応援をもらって、なんとかやりくりしている。それが功を奏して、自分の店舗スタッフだけでなく他の店舗のスタッフと交流することも多い。 深夜のLINE ある日の

        • uyuniさんを聞くとサピア・ウォーフ仮説が顔を出す。

          あまりにもベタな引用から始めてしまって少し恥ずかしいけど、彼女の曲を聞くとまさにこの学説を思い出します。  それは彼女が見えている世界が彼女独自の言葉によって歌われているいる気がするからです。彼女の歌詞には「こうすれば(世間の皆様が仰るような)いい歌詞になる」という感じがありません。  生々しく、かつオリジナルな比喩や言葉づかいになっているように感じます。 この記事では3つの項目を挙げて、彼女の歌詞の魅力を僕が僭越ながらいいねを押したい。 ⅰ.世人との距離感 ⅱ.世界観の

        異なる三つの共通点

          「怒らない人=他人に期待しない人」ってどうなの?

          最近SNSで怒らない人は他人に期待しない人だという記事や投稿を見かける事が増えました。それらは大抵の場合、「怒りは他人に対して一定の期待値があり、それが予期せず下回るから発生する。逆にその期待値自体が低い人は予期せず下回ることも少ないから怒らない。」 という事が書いてあります。 言いたい事はわかります。が、それだけではないと思います。 こういった内容の投稿や記事に興味を持って読む方には、アンガーマネジメントの勉強をされている方や、つい怒ってしまう自分に対して悩んでいる方も多

          「怒らない人=他人に期待しない人」ってどうなの?

          テイカーと肯定感

          レジリエンスという、精神的に落ち込んだ時の復元力についての書物を読んだ時、初めてGiverとTakerという言葉を目にした。 相手に対して与える側の人間(性格)と、相手から受け取る側の人間(性格)が世の中には存在するという内容だ。 その本にはギバーで居続けることによって、いつか巡り巡って恩恵を受ける時が来る というような事が書いてあった。 体感、どうだろうか。 僕自身は正直、ギバーであると思うが恩恵を受けていると感じることは少ない。 足りないからだろうか、打算での行為だか

          テイカーと肯定感