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関東大学サッカーリーグ1部 東洋大学vs中央大学 (2024.5.4)

初めての大学サッカー観戦

子どもたちのサッカーがOFFになり、それぞれ友達と出かけていきました。
これまでずっと観に行きたいと思っていた大学サッカーを見るために、かみさんと交渉して自由時間をもらい、いざ『聖地』西が丘サッカー場へ。

大学サッカーの注目度

学生サッカーと言えば、『選手権』と言われる冬の高校サッカー全国大会が真っ先に思い浮かぶと思います。年末年始に一斉開催し、日本有数のスポーツイベントとしての地位を確立し、根強い人気を誇っています。
そんな高校サッカーと比べると大学サッカーの注目度は低い(自分もこれまであまり興味がありませんでした)と思われがちなのですが、最近では三苫薫や守田英正、上田綺世といった日本代表を輩出しており、大学を経由してプロサッカー選手を目指すというルートがこれまで以上に太くなっている気がします。

元Jリーガーが監督を務める中央大学

オレンジのユニフォーム中央大学は、FC東京や大分トリニータでプレーし、大学OBでもある宮沢正史氏。テクニカルアドバイザーには、川崎フロンターレでプレーしたレジェンド、中村憲剛氏が就任しています。昨年は1部リーグで下位に沈むも何とか残留を果たし、上位進出を虎視眈々と狙っています。

Jリーグチームと提携し強化を図る東洋大学

対する白のユニフォームの東洋大学は、2007年からJ3(当時はJ1)大宮アルディージャと提携しており、アルディージャから指導者を派遣する、東洋大学からアルディージャに入団する選手が毎年いるなど、密接な関係を気づいています。現在では、浦和レッズや大宮アルディージャでプレーした荒谷弘樹氏がGKコーチを務めており、アルディージャからの指導者派遣は継続されているようです。試合前にもアルディージャの関係者がスタジアムに入場しているところを見たり、提携と言われるだけの関係は気づいているなという印象を受けました。

試合を観ながら思わぬ発見が

ゴールデンウィークにしては強すぎる日差しが照り付ける中、11:00にキックオフ。
序盤は東洋大学が攻める展開だな、と思いながら両チームのSNSを見ていたら、昨年J2の町田vs東京Vを観戦したときに見た新井悠太選手がいるではありませんか。あの時の試合は、彼がピッチの立ってから一気に東京Vペースになったのが強く印象に残っています。卒業後は東京Vへの入団も内定しているようです。
他にも子供たちが4種でお世話になっていたチームのOB選手がピッチに立っていたりと思わぬ発見があり、ひとり勝手にわくわくしながら観戦していたら、あっという間に前半終了。終始東洋大学がペースを握っていて惜しいチャンスが1本くらいあったかという印象です。中央大学も時折ボールをつないでいましたが、バイタルエリアまで行けてはいなかったかなと。

東洋大学優勢かと思いきや勝ったのは中央大学

後半になって試合が動きます。うまいボールのつなぎから中央突破して10番の星野創輝選手(横浜Mユース)が先制点を決めました。1試合見ただけで偉そうにと思われてしまいますが、中央大学はショートパスでボールを動かして攻めるスタイルを追求していそうな印象でした。
追加点も中央大学。ピッチ中央付近での東洋大学のパスミスを上手くカウンターに繋げ、最後は9番持山匡佑選手(静岡学園高校)のミドルシュートが突き刺さり2-0で中央大学がリード。
その後は、東洋大学が攻勢を仕掛ける展開に。ペナルティエリアでのアイデアも豊富で何度も好機を演出しますが、最後のシュートが外れたり、力がなくなったりとなかなかゴールを割れず。終了間際のコーナーキックのこぼれ球を依田悠希選手(三菱養和SCユース)が押し込んで1-2にしたものの、反撃はここまで。
2-1で中央大学の勝利となりました。

大学までサッカーを続けている選手たちにリスペクト

勝利した中央大学はスタンドの応援団と一緒に清水エスパルスの「ロコダンス」で勝利を分かち合っていました。
初めての大学サッカー観戦でしたが、技術も高く(J下部や強豪高校出身選手が多いので当たり前ですが)スピーディーで見ごたえがありました。
「あ、この選手はここの大学に入っていたのか~」みたいな発見もあり、ユース年代、高校サッカーが終わってもサッカーを続けていることに素直にリスペクトの感情が湧いてきました。子どもたちにもこの年代までサッカーを続けてほしいな~。
この大学リーグから日本を代表する選手が出てくると思うと、この1試合で終わらず、機会を見つけてまた観戦に行きたいと思います。
ナイスゲームをありがとう!

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