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「大好きな町に用がある」 (再読了)

 再読了。角田光代さんの旅のエッセイ集。
先週はホントに「疲労困憊」という言葉がこれほどピタリと当てはまるかというくらい慌ただしく忙しい一週間でした。
 全て終わった金曜日の夜に10年以上続けている「毎週必ず本を一冊読む」を実行していないことに気が付きました。
 疲労困憊の中で手に取ったのがこの本。最初に読んだのはこの本が出た4年前。ご本人にお目にかかる前でした。
 以前から角田光代さんの本は読んでいました。しかし、面白いもので、この夏にお目にかかれてご本人のお声を聞いたためか、読んでいる最中何度もご本人に朗読していただいている錯覚に陥りました。
 これは僕だけなのかもしれませんが、一度お目にかかった作家さんの本を読む速度はお目にかかる前より確実に上がります。声を聞いてるからかもしれません。
 旅好きには大変楽しめる一冊だと思います。
また香港と台湾のお話で「うんうん、そうそう」と頷いてしまいました。
 去年文庫になったようですので、興味のある方は是非。

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