見出し画像

顧客タイプ見極め術で契約数が2倍になった秘密実践!ソーシャルスタイル理論

第1章:契約数が2倍になったきっかけ

(1)約束は約束

レポートの本題に入る前に私が失敗した話に少しだけお付き合いください。

この失敗こそ、契約数が2倍になったきっかけです。

2003年、飛び込み営業を始めてまだ間がない時のこと。

今日は2件連続でご契約をいただいて、絶好調。時刻は11時50分


次の約束は、大西さまで12時~13時に訪問

※私はアポイントのことを約束と呼んでいます


少し強引に頂いた約束だったが、今日は、良い結果になるかもと

ワクワクしながら、 大西さま宅へ


大西さまのご自宅に向かう途中、携帯が鳴った。

先日、保留になっていた横内さまからだ。

ご契約手続きはすぐだったのですが、その後、趣味の話で盛り上がり、
横内さまのお宅を出たのが13時15分頃になっていました。

「ヤバイ!!大西さまとの約束が過ぎている。」

遅れてしまうことを (既に遅れているのだが)、電話でお伝えしようとしたが、電話は呼び出し音のまま。

「前回、大西さまと話した感触だと、どうせ契約にはならないし、私が来ることもあまり気にして待たれていないだろう。それに強引にした約束だったし。」

と自分に都合の良い言い訳を自分に言い聞かせながら大西さま宅へ向かった。

約束から30分過ぎた、13時30分、大西さま宅に到着。

12時~13時の約束といっても、待っている方は12時過ぎには来るだろう?
逆の立場だったらそう思います。そうすると1時間30分も待っている状況。

完全に約束をすっぽかしてしまった状況だ。


家の前の壁に何かが貼ってある?

この時、目にしたのがこの張り紙

頭が真っ白・・・・・
・・・・・・・
ドキドキしながら、インターフォンを押したが反応なし。
ポストに約束に遅れてしまったお詫びと名刺を入れ大西さま宅をあとにした。

この短い会話の中に気遣いがあり、約束を破った私なのに、震えました。


約束をすっぽかしたのは、こちらなのに・・・。

約束をすっぽかしたことを怒るのではなく、私を気遣った張り紙。


ほとんどのお客さまは、苗字では呼びません。

会社名で呼びます。でも、大西さまは、張り紙も、会話も私の苗字で呼んでくださっていました。

私は売ることばかりに意識が向いていて、大切なことを忘れていた。

話した感触がいいとか悪いとかではない。


約束は約束


当たり前のことなのに、当たり前のことができなかった。

当たり前のことを当たり前にする。営業とかではなく、人としての礼儀。



この失敗で、なぜ契約数が2倍になったきっかけとなったのか?


それは営業で大切なコミュニュケーション力

商品ではなく人に焦点をあて、人を通じてコミュニュケーションをとる


人に焦点をあてることが重要


大西さまが、私にそのことを気づかせてくださいました。

大西さまとの出会いがなければ今の私はいません。


今回の大失態が、お客さまに焦点をあてる(観察する)ことで、お客さまと円滑にコミュニュケーションを行う方法を勉強するきっかけになりました。

苦手なタイプのお客さまが少なくなりました。結果的にお客さまの本音を受け取り、伝えたいことも伝えやすくなり、お伝えできるお客さまの数が2倍になったことで、契約数も2倍になりました。

あの時、約束通りに大西さまのお宅にいっておけばよかった。

たとえ、その場で断られたとしても・・・・

今でも、大西さまの近隣に行った時は無意識に大西さん宅の前を通ってしまいます。大西さまには感謝しかありません。

(2)苦手なタイプ

約束を守らなかった失敗で、大西さまから、人に焦点をあてることの重要性を学びました。

では、人に焦点をあてるとはどういうことなのか?

約束をいただく為の訪問時、大西さまとの会話を振り返ってみます。

大西さまは「はい」、「はい」返事はしてくれるものの、感情が表にでていない。

私の話を遮ることもなかったので、ほぼ、私が一方的に話している状況。

私の話を聞いてくれているのかな??

当時の私がもっとも苦手なタイプでした。

私のことを迷惑だと思っているだろうか?いい加減、帰ってくれよ

断るタイミングを逸して、結果的に私に促されるままの約束をしてしまった?

どうせ、約束に行ったところで、忘れられているか、インターフォンですぐ断られるだろう。

と、勝手にそう思っていました。

でも、大西さまは約束として待っていてくださっていました。

きっと、私とのやりとりから何らかのご興味をもっていただいて、私が来るのを待ってくださったと思います。

19年経った今でも、時々大西さまを思い出します。

お断りの張り紙を見た時の気持ち、張り紙に大西さまの気遣いとやさしさが鮮明によみがえってきて、今も涙ぐみながら、レポートを書いています。

そもそも、約束をすっぽかすことなどありえないことですが。

もし、この時、これからお伝えする顧客タイプの見極めができていれば、どんなことがあっても約束をすっぽかす行動はとっていなかったはずです。

大西さまとの出会い、そして大失敗があったからこそ、

顧客タイプ見極め術を学び実践することで、契約数が2倍になりました。

もちろん、この方法だけではないですが、この方法を知っているか知らないかでコミュニュケーションのスタートが大きく変わってきます。

また、この方法は

営業での獲得貢献だけではなく、ストレスも大幅に軽減してくれました。

コミュニュケーションがとりやすくなります。


このレポートでは飛び込み営業に特化したような内容になっていますが、

他のスタイルの営業にも、日常のコミュニュケーションにも役立ちます。


少しだけのはずが、ずいぶんと長くなってしまい申し訳ございません。


お待たせしました!

では、レポートの本題に入らせていただきます。

第2章:顧客タイプ見極め術とは?

(1)人は性格をパターン化するのが大好き

2022年現在、世界の人口は79億5,400万人だそうです。

日本は1億2,550万人、これだけたくさんの人口がいると、日本だけでも、

1億2,550万通りの千差万別の性格があります。

不思議なもので千差万別の性格をパターン化して会話していることが

日常で行われていますよね。

代表的なのが血液型。このパターンでの話はみんな好きですよね?

血液型で性格を語る科学的なデータはないようですが、

「血液型、何型?・・・やっぱり~!!」

「私はO型の人と気が合うのよ!」とか・・・。

『なるほどね!やっぱりそうだ!』とか妙に納得したりします。

根拠のないデータと言われますが、なんとなく合っているような気もします。

A型…几帳面、真面目、綺麗好き

B型…マイペース、好奇心旺盛

O型…人懐っこい、大らか、大雑把

AB型…天才、分析が得意、裏表がある

私はよく血液型A型!と言われます。

まさしくA型です。やっぱり合っているような気もします。(^^;


日々営業をしていると、お客様が・・・こんな人だったから契約をお預かりした。.

こんな人だったからできなかった。

と話題に上ります。

私がリーダーの時、

結果がおもわしくなかった時にメンバーからよく聞いていたフレーズをご紹介します。

うまくいかなかった理由を聞いていると、お客さまとコミュニュケーション不足が原因。と言っても色んなタイプのお客さまがいて、お客さまに合わせるのは大変です。でも、大雑把でもお客さまの性格タイプ別を知り、タイプ別のコミュニュケーションをおこなうことで、良い結果につながりやすいと言われています。

まずは、お客様の4つのタイプをお話しします。

(2)お客さまの4つの性格(タイプ)

お客さまの性格は千差万別ですが、お客さまの性格(タイプ)は大きく4パターンで表すことができる有名な理論があります。


お客さまを4つのパターンに分けて(見極めて)対応していくことで、コミュニュケーションがうまくいくという理論、徹底的に人に焦点をあてた理論です。


コミュニュケーション手法として多くの会社でも取り入れられていて、

ソーシャルスタイル理論と呼ばれています。

「おいおい、ソーシャルスタイル理論かよ」

「そんなことは、知っているよ」とあなたの声が聞こえてきそうですが、


横文字が苦手な私はこの理論を勝手に顧客タイプ見極め術と呼んでいます(笑)。


いづれにしても、知っているだけではなく、理解して行動することが重要です。私はソーシャルスタイル理論を営業にあてはめて考え、行動したことにより契約数が2倍になりました。もちろん、メンバーも。

私は当時、飛び込み営業を行っていたので、名付けて

飛び込み営業ソーシャルスタイル理論

そのままですが(笑)


さらに私は

営業顧客タイプ見極め術

と勝手に呼んでいます。

顧客タイプ見極め術よりソーシャルスタイル理論の方が当然、一般的ですので、以下、ソーシャルスタイル理論(顧客タイプ見極め術)としてお話します。


当時、私は飛び込み営業を行っていたので、

頻繁に飛び込み営業のワードが出てきますが、飛び込み営業だけでなく、

様々な営業スタイル、日常のコミュニュケーションに使える理論です。

第3章:ソーシャルスタイル理論とは?

(1)ソーシャルスタイル理論

ソーシャルスタイル理論とは、コミュニケーション理論のうちの一つ。効果的なコミュニケーションを行うことを目的に、1960年代にアメリカの産業心理学者 デイビット・メリル氏とロジャー・レイド氏によって提唱されました。

理論の特徴は、感情表現や自己主張を軸として、コミュニケーションスタイルを4つのタイプに分類をしている点です。この理論を参考にすることで、自分自身やお客さまの特徴・考え方がわかります。


また、特徴や考え方を理解していれば、コミュニュケーションの取りやすくなり

結果的に営業においては成果に比例します。

特徴を理解したことで、飛び込み営業、インターフォンからクロージングまでの、行動やトークも組み立てやすくなり、結果的にストレス軽減にも効果がありました。

では、具体的に4つのタイプを理解していきましょう。

(2)4つのソーシャルスタイル(タイプ)

① ドライビング (リーダー)タイプ

② エクスプレッシブ(ムードメーカー)タイプ

③ エミアブル(サポーター)タイプ

④ アナリティカル(職人)タイプ

4つのタイプのお客さまの特徴や考え方をより理解してコミュニュケーションをするためには、まずは自分のタイプを知っておくことが大切です。

第4章:あなたのソーシャルスタイルタイプは?

(1)あなたのソーシャルタイプを知ろう

自分のタイプを知っておくことで、お客さまにより対応しやすくなります。

以下の質問に答えて頂いて、より多くの〇があるタイプがあなたのタイプです。

各タイプで〇の合計が同じになる場合もあります。あくまでも傾向としてとらえてください。


自分自身のタイプを知っておくことで、4つのタイプのお客さまに対して

コミュニュケーションをとりやすくなります。


では、具体的に各タイプの特徴をお話ししていきます。

第5章:ソーシャルスタイルタイプの特徴?

(1)ドライビングタイプの特徴

リーダータイプ

・感情表現は少なく(弱く)、早口でしゃべる。

・自己主張が強い、多少のリスクは覚悟。断定的にしゃべる。

・達成意識が強く無駄な行動が嫌い

・上から目線、怖そうなイメージ。

「目標達成が最優先」、目標までは速く最短距離で進み、回りくどいやり方には耐えられないタイプ。また、勝利(達成)を重要としています。


戦国武将に例えると 織田信長 タイプ

人に指図されることは大嫌い。常に自分から指示したがるタイプ。指示に従わなければ排除していくことも。その割には熱意のある家臣は大切にした。感情は強く出さないで、自己主張が強かったといわれています。

「鳴かぬなら殺してしまえ ホトトギス」


芸能人に例えると ビートたけしさんタイプ


(2)エクスプレッシブタイプの特徴

ムードメーカータイプ

・感情表現が豊かで(強く)早口でしゃべる。

・自己主張が強く、目立ったり、褒められたりするのも好き

・合理的な判断より感情的で判断をすることがある

・擬音語(どんどん、ガチャーン)、擬態語(きらきら、ぐちゃぐちゃ)が多い。

とにかく明るく元気!自分が輪の中心にいるのが心地よい。知らぬ間に周りの人たちを巻き込んでしまうタイプまた、注目されることが重要としています。


戦国武将に例えると 豊臣秀吉タイプ

農民から天下をとった。自然と人を巻き込み、楽しむ達人、自信家であるが、

周りと盛り上がるのが大好きだったといわれています。

「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」


芸能人に例えると 明石家さんまさんタイプ

(3)エミアブルタイプの特徴

サポータータイプ

・感情表現は豊で(強く)、ゆっくりとしゃべる。

・いつもニコニコしており温和なイメージ

・みんなと同じ行動を好み、自己主張も控えめ

・話すことより聞くことが得意、よくうなずく。

ニコニコ温和、仕事をうまく進めていくためには波風立てないことが最優先。周りの人たちと協調して進む!というタイプ。また、みんなの気持ちを重要としています。


戦国武将に例えると 徳川家康タイプ

徳川家康は、多くの家臣から丁寧に意見を聞いたとも言われています。 織田信長とは対照的な性格。人と協力、意見を聞くことを重視した性格。だから家臣からも好かれ、信頼される人柄だったといわれています。

「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」


芸能人に例えると 関根 勤さんタイプ

(4)アナリティカルタイプの特徴

職人タイプ

・感情表現は弱く(感情的にならない表現が適切)、ゆっくり喋る。

・論理的な会話が好きで専門的な知識を有していることも。

・自己主張は控えめで冷静沈着に物事を判断。

・何を考えているか、わからないと誤解されることもある。

目標達成の為に、問題解決に必要なデータの収集・分析して達成にむけて慎重、周りからは理屈っぽく見られやすいタイプ。とにかく理屈を重要としています。


戦国武将に例えると 明智光秀タイプ

細かい分析が得意。でも感情はあまり出さないタイプ。織田信長のわがままな指示にも顔色ひとつ変えず(感情を表に出さず)に従っていたが、実は怒りをためこんでいて、最後は本能寺の変で織田信長を討った事件が有名。

「鳴かざれば放してやろうホトトギス」


芸能人例えると タモリさんタイプ

(5)ソーシャルスタイルタイプの特徴 まとめ


ソーシャルスタイルのタイプは戦国武将や芸能人に例えると理解しやすいですよね。私は芸能人で「おー!明石家さんまさんタイプだ!」と思い浮かべると

コミュニュケーションがうまくいくようになりました。

はっきりと、4つの分類しにくい場合もありますが、大まかにタイプがわかると

対応しやすいし、楽しみながら(お客さまスイマセン)営業できます。

タイプがわかると、コミュニュケーションをとりやすくなります。。

では、実際にどのように対応していくとうまくいきやすいのか?

第6章:ソーシャルスタイルタイプの対応例

(1)ドライビングタイプの対応例

    織田信長 ビートたけしさんタイプの対応例

他人に指図されることを嫌うので判断をゆだねる

(1)明確さが大事!結論から伝える

結論 ⇒その理由 ⇒その理由の例 ⇒再度、結論で締める。

(2)質問や安易に褒められることを嫌う。

 質問ではなく「教えてほしい」姿勢を見せる。

(3)選択肢を示す(委ねる)

2~3案を提案して選んでもらう。自分が判断したと感じてもらう。

(2)エクスプレッシブタイプの対応例

豊臣秀吉 明石家さんまさんタイプの対応例

共感を示しながら、要約(まとめてあげる)をすると喜ばれる。

(1)話題がコロコロ変わるので、重要なことを迅速に済ませる

・適当というわけではなく、関心が変わりやすい。重要なこと(契約)は 気が変わらないうちに済ませる。

(2)ノリを大事にしながらも、要約(まとめてあげる)をしてあげる

・話が脱線しがちなため、ノリを大事にしつつも

「さすがですね。こういうことですか?」と確認する。


(3)大げさなアクションをしてあげる。

・多少大げさに意識的に相槌をうつ。話をどんどんしてもらう。

 「へえ~!」「すごいですね~!」「それから、それから」

(3)エミアブルタイプの対応例

徳川家康 関根 勤さんタイプの対応例

ニコニコとゆっくりとした口調で穏やかな雰囲気で会話をする

(1)感謝の気持ちを伝えること、気遣いにも敏感です。

・不満をため込んでしまうことが多いので、積極的に感謝や気遣いを。

(2)自ら意見や質問をされないので、こちらから積極的に行う。

・「あなたの意見」を教えてください。

・「差支えなければ、一緒に考えましょうか?」と相談相手になってあげる。

(3)返事を先延ばしにする人が多いので、布石や第三者トークで。

・最初に「良いと思われたら、始めましょうね、等」布石をうつ

・〇〇さまも(事前に許可を得て)採用(契約)されましたよ。

(4)アナリティカルタイプの対応例

明智光秀 タモリさんタイプの対応例

じっくりとデータを見せ納得してもらう

(1)沈黙は考えを整理する時間。せかさず、待ってあげる

・頭の中で整理しているだけ。沈黙に耐えること

(2)納得を得るために、前例やデータを示してあげる

・自分の見解を得ることでとても大事。データや近い事例を示してあげる。

(3)締め切りを決めておく

・決断に時間がかかることが多い。締め切りを決めておくことが重要。

ここから先は飛び込みのスタイルを例にした顧客の見極め方をご紹介します。


第7章:営業顧客タイプ見極め術とは?

飛び込み営業の場合、顧客(お客さま)を見極める前に断られてしまうことが多くあります。実は私もそうでした。

だから、インターフォンや玄関先での初接触時のできるだけ短い時間で

ある程度、顧客を見極めることが有効です。


そこで、私が実際に行っている方法、お客さまと初接触した際の会話で見極める方法を例にしてご紹介します。(個人宅編)


個人宅には外から見える情報がたくさんあります。


その中で、例えばお庭の花がきれいに咲いていたとします。


(1)営業ドライビングタイプ対応例

織田信長 ビートたけしさんタイプ

すぐに、打ち解けるのは難しいタイプなので、訪問趣旨(結論)から話して

いくことが大切。とくに警戒心が強いので、自分自身の会社、肩書、訪問趣旨

を端的に伝えながらコミュニュケーションをとるようにしています。

 また、〇分時間を下さい。(×時間をいただけませんか?)と単刀直入に

要望を伝えるようにしています。

■質問の仕方

物事を自分で決めたと思っていただくことが大事、また、こちらから一方的に

提案をするのではなく、お客さまにヒヤリングしながら進めて

いくようにしています。

「AとBだったらどちらがいい感じでしょうか?」

「さしつかえなければ、〇〇さんのご意見をぜひお聞かせください」

■褒め方

根拠の乏しい褒め方には嫌悪感を抱かれます。例えば、以下のような褒め方はNGです。

「すごいですね」「さすがですね」


お客さまをしっかり立てってさしあげるようにしています。

「〇〇さん、勉強になります。見習って自分も〇〇してみます」

(2)営業エクスプレッシブタイプ対応例

豊臣秀吉 明石家さんまさんタイプ

花の話題からお客さまに焦点をあてて、花の手入れを行っているお客さま

を褒めてあげるようにしています。お客さまの興味のあることに焦点をあてると、比較的早く打ち解けられます。ただし、一緒に盛り上がりすぎると訪問趣旨を話すきっかけを失うので、タイミングよく本題に移行するようにしています。

■質問の仕方

主役や話題になることを好まれるので、お名前をしっかりと呼びながら

質問をしています。

「〇〇さまはどう思われますか?」

「〇〇さま!他にご不明な点はありませんか?」

■褒め方

大袈裟に思えるほど、共感するようにしています。文章で表現すると

白々しくなりますが、これぐらい大袈裟の方が会話は、はずみます。

「すごいですね!」だけでなく、感情をこめて

「すごいですね!〇〇さんの話はワクワクします!」

(3)営業エミアブルタイプ対応例

徳川家康 関根 勤さんタイプ

褒められても素直に喜びを表現されません。

話はしっかりと聞いてくださいますので、聞いてくださることに感謝を述べながら話をすすめています。また、人見知りの方も多いのですが、共通の接点が見つかると一気にコミュニュケーションができます。

■質問の仕方

礼儀正しく感謝を伝えながら質問をしています。

「お話を聞いていただき、ありがとうございます。この件について

〇〇さんのご意見をお伺いしたいのですが、聞かせていただけますか?」

■褒め方

質問の仕方と同じように感謝が伝わるように言葉に出しています。

褒めても謙遜されるだけなので、単刀直入に「すごいですね」と伝えても響きません。それよりも、素直に「ありがとうございます」とお伝えするようにしています。また、ご意見をいただいた時にも、

「ありがとうございます。ご意見いただき助かります。」等、感謝が伝わるように話しています。

(4)営業アナリティカルタイプ対応例

明智光秀 タモリさんタイプ

感情が表に出にくいので、話を聞いてくださっているのか理解しにくいことがあります。こちらから、順序だてて話をすれば、話を聞いていただけることが多いです。

■質問の仕方

話の根拠やデータをしっかりとお伝えすることが大切。また、ご自身で積極的に連絡をくださることが少ないタイプですので、約束の期限を細かく決めておくようにしています。

「こちらの地区の方にも〇〇に喜んでいただいていますが、〇〇さまはどう思われますか?」

「〇日の〇時にお電話させていただきます。よろしいでしょうか?」

■褒め方

具体的に何に役立つのか、どのように助かるのか等、しっかりと復唱して褒めるようにしています。

「〇〇さんの△△のご意見、上司に提案してみます。」

貴重なご意見、ありがとうございます。」

「〇〇さんの△△のご意見、私の活動(〇〇)に役立ちます。

ありがとうございます。」

(5)あなたのタイプに対しての対応ポイント

あなたのタイプを理解したうえで、各タイプに接するポイントがわかっているとよりコミュニュケーションがとりやすくなります。

各タイプに対応する際のポイントをまとめておきます。

あなたがドライビングタイプの場合

① お客さまがドライビング

論破しようと思わないで、お客さまに花をもたせましょう

② お客さまがエクスプレッシブ

雑談につきあってあげましょう!頑張ってヨイショ!

③ お客さまがエミアブル

「ありがとうございます!」口癖に

④ お客さまがアナリティカル

話したことは文字で整理してあげましょう

あなたがエクスプレッシブ

① お客さまがドライビング

しゃべり過ぎない。少し控えめに盛り上げましょう。主役はお客さま

② お客さまがエクスプレッシブ

話したことは忘れないように文字でまとめて残しておきましょう

③ お客さまがエミアブル

話は控えめに、暴走しないように

④ お客さまがアナリティカル

沈黙が当たり前。がんばって

あなたがエミアブル

① お客さまがドライビング

相手の要望が何かを見極めましょう

② お客さまがエクスプレッシブ

断ることも大切です。できないことは断りましょう

③ お客さまがエミアブル

リーダーシップをとるのはあなたです。

④ お客さまがアナリティカル

愛想がなくて当たり前、沈黙も当たり前、頑張って

あなたがアナリティカル

① お客さまがドライビング

結果、理由、例え話、結果、端的に伝えましょう

② お客さまがエクスプレッシブ

話が脱線しても向きにならない、「ところで「で軌道修正

③ お客さまがエミアブル

頑張って、ニコニコ挨拶からはじめましょう

④ お客さまがアナリティカル

お客さまの意見をまとめてあげましょう。約束の日時はしっかり決めて

4つのタイプはあくまでも、傾向でタイプ分けしていますが、実際は混合、判断が付きにくい場合もあります。

お客さまの反応を見ながら、タイプを推測して使う言葉や態度を変えていきます。最初は大変ですが、ゲーム感覚で多くの方と接していくうちに自然とお客さまに合わせた対応ができるようになりますよ。

第8章:最後に

大西さまのタイプを見極めて、どのように対応すれば良かったか?

大西さまの気遣い(あの張り紙をどうとらえるか?)等で、

大西さまのタイプはアナリティカル(タモリさん)寄りのエミアブル(関根 勤さん)の混合タイプだったと思っています。

当時の私は、反応がないことだけで、話を理解されていないと思い込んでいました。あの時、ソーシャルタイプを理解できていれば・・・

でも、大西さまのおかげで、今の私があります。

感謝しても感謝しきれません。

本当にありがとうございました。

最後になりましたが、当時の私のソーシャルタイプはエミアブルとエクスプレッシブの混合タイプ。話すことが好きな割に話にまとまりがない、でも人の話を遮ることなく、じっくりと聞けてしまいます。

でも最大の欠点はとにかく決断力が弱いところがありました。

自分の傾向を知ることと訓練で、決断スピードも随分と早くなりました(笑)

顧客見極め術(ソーシャルスタイル理論)は楽しむことが大切です。

多くの人と接してタイプを見極めることを楽しんでください。いつのまにか、

この人は〇〇タイプだなと無意識で感じられるようになり、

自然とコミュニュケーション能力が高まります。

結果的に契約数も増えていきます。

私自身、多くのお客さまと接して顧客タイプの見極めを楽しんできたことで、

ストレスと感じていたことが、ストレスではなくなり、楽しいことが増えました。

今では、「営業は楽しい」と心から言えるようになりました。

あなたも、ぜひ、営業を楽しんでください!

あなたの笑顔を見るのが私のよろこびです。

最後までnoteをお読みいただき、ありがとうございました。

このnoteがあなたのお役にたてることを願っています。

1962年生まれ
人と接するのが好きな理由だけで、営業職を選んできました。学生時代は
大手ドーナツチェーンでアルバイト。
ファーストフード、外資系生命保険、通信会社、そして一人でできる仕事も
やりました。でも、やっぱり人と接する仕事が向いていたのかな。
2003年1月、人生初の飛び込み営業開始、断りの連続で早々に自信喪失。
「やっぱりだめか」と落ち込んでいる時に、営業人生を大きく変えるお客様と出会いました。
この出会いがノーストレス営業の原点です。
今ではお客様も私も笑顔でストレスの無い営業が当たり前になりました。
会社や外部セミナーも含めると、4,000人以上の営業メンバーと交流させていただきました。
今では出会った人の笑顔を見るのが私のよろこびとなりました。
今後も現役営業を楽しみながら、ご縁のある営業パーソンにノーストレス営業をお伝えしていきます。ありがとうございます。

Twitter 小松茂則@ノーストレス営業の専門家


※レポートの感想、応援メッセージをいただくとうれしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?