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批評を独学する

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映画や本のレビューを「感想」で終わらせないために批評を独学する覚え書きとまとめです。
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記事一覧

レビューを映画や本の「感想文」で終わらせないために

「映画や本のレビューをもっと実のあるものにしたい」 「単なる紹介や感想文で終わらせたくな…

キャラクターになりきるため 映画における「衣装」について

今回は映画の衣装について。  脚本や演技に比べると付属的という印象は否めませんが、まずは…

音声と効果音と音楽と。映画における「音響効果」とは

今回は音響です。 1927年の映画『ジャズシンガー』で初めて映像と音声が同期した、いわゆるト…

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その演技は監督の表現意図に合っているか 映画における「演技」について

今回は映画における演技について。 映画にはいろんな要素があるとはいえ、やっぱり大きな比重…

良い映画編集とは、どこをどう編集しているのかわからない編集

今回は編集について。 「編集」とは撮影されたフィルムをつなぐ作業。専門の編集技師がいる場…

「この映画は脚本がダメ!」なんてことを言ってしまいますが。

今回は映画の脚本について。 映画を作っているのは誰なのか? 監督や役者はもちろん撮影や編…

映画のカメラワークによる心理的効果

今回は映画のカメラワークについて。 ストーリーや登場人物のキャラ、演技についてのあーだこーだだけでなく、カメラワークについてもカッコよく語ってみたい!という不純な動機はさておき、映画に欠かせないカメラワーク。見る人の視点、視野が固定される舞台演劇と違い、映画はカメラによって「見えるもの」が操作されています。 カメラワークによって受ける印象も大きく異なる。「面白い」「ワクワクする」「怖い」「なんか変だな」といった感情も、カメラが「何を映しているか」ではなく「どう映しているか

映画表現のスタイル「リアリズムかフォーマリズムか」について

今回は映画表現のスタイル「リアリズムかフォーマリズムか」について。 結論から言うと、多く…

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映画『市民ケーン』を注意深く見てみた

ここまでの勉強(映画や本の「感想文」で終わらせないために/批評には「型」がある 「読み」…

批評には「型」がある 「読み」と「書き」の切り口

批評を勉強していて気づいたことがあります。 以前、北村紗衣さんの『お砂糖とスパイスと爆発…

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