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スクート・マクネイリーが出演する映画・ドラマ

私が好きな俳優の一人、スクート・マクネイリー。その出演作品と見どころをザックリまとめました。


スクート・マクネイリー出演映画

まずは映画から。

映画『モンスターズ/地球外生命体』(2010年)

2001年から俳優としてのキャリアをスタートしたスクート・マクネイリー。最初の主演映画がこの『モンスターズ/地球外生命体』です。

メキシコ上空に謎のモンスターが襲来するというSF映画。
モンスターがなかなか全容を表さないという低予算感のある作品です。マクネイリーは危機迫る中、アメリカ人社長令嬢(ホイットニー・エイブル演)を国境まで送り届けることを上司に命じられたカメラマン(主役です)を演じています。

映画『アルゴ』(2012年)

出世作となるのがこちら『アルゴ』 

イラン革命時に起きた「アメリカ人大使館占拠事件」からの救出劇を描く実話に基づいた映画です。
ベン・アフレックの監督、主演のこの映画は第85回アカデミー賞作品賞を受賞。

マクネイリーは、カナダ大使館に逃げ込んだ6人の大使館員6人のうちの一人、ジョー・スタッフォード役。アフレックとの絡みも多く重要な役どころを演じています。

映画『ジャッキー・コーガン』(2012年)

ブラッド・ピット制作(プランBエンターテインメント)・主演のクライム映画。

この映画では殺し屋ジャッキー・コーガン(ブラピです)に命を狙われる悪党の一人、フランキー役として出演。

ブラピとはこの作品以後、プランBエンターテインメント制作の映画『それでも夜は明ける』『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』、クエンティン・タランティーノの大ヒット映画『『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で共演しています。

映画『プロミスト・ランド』(2012年)

ガス・ヴァン・サント監督、マット・デイモン主演のこちらの映画『プロミスト・ランド』にも出演。

エネルギー会社の開発を描くこの映画では、買収側(デイモンです)と対立する地元住人を演じています。出番は僅かです。

映画『それでも夜は明ける』(2013年)

映画『それでも夜は明ける』は19世紀半ばのアメリカで奴隷として売られた自由黒人ソロモン・ノーサップの半生(伝記)を映画化したものです。

第86回アカデミー賞の作品賞をはじめ、多くの映画賞を受賞した本作では、黒人ソロモンを騙して奴隷商に売り飛ばす諸悪の根源的役どころながら、「えっ? マクネイリーどこに出てた? 」というほどわかりにくい出演シーンです。お見逃しなく。

映画『フライトゲーム』(2013年)

リーアム・ニーソンとジャウム・コレット=セラのタッグによるアクション映画『フライトゲーム』

飛行機の乗客の一人トムを演じています。飛行機に乗る前にニーソン演じるヤサグレ航空保安官に話しかけるフックの効いた役どころです。

映画『インベージョン・デイ -合衆国陥落の日-』(2013年)

リストラされ家族とともに山奥に引っ込んだエンジニアのデュークが、中国の侵略に立ち向かうストーリー。マクネイリーは主人公の元同僚で政府の仕事の裏でー、という役どころです。

みごとなB級映画です。

映画『FRANK -フランク-』(2014年)

映画『FRANK -フランク-』は、巨大な被り物をかぶるバンドマン、フランクとバンドメンバーの交流を描くヒューマンドラマです。

マクネイリーの役どころはバンドのマネージャー、ドン。主人公ジョン(ドーナル・グリーソン演)に大きな影響を与える人物を演じています。かなり切ないです。

映画『ゴーン・ガール』(2014年)

デヴィッド・フィンチャー監督のサイコサスペンス。

マクネイリーは失踪する妻エイミー(ロザムンド・パイク怪演)の元カレのトミー・オハラ役。エイミーによって人生がボロボロになっております。

映画『ブラック・シー』(2014年) 

海に沈んだ金塊を求めて一攫千金を目論む男たち(主演はジュード・ロウ)のサバイバル映画『ブラック・シー』

マクネイリーはともに潜水艦に乗り込む出資者の部下ダニエルズ。異質な存在としてストーリーのキーとなる人物を演じています。

映画『選挙の勝ち方教えます』(2015年)

映画『選挙の勝ち方教えます』は、ボリビアでの大統領選挙に参戦するアメリカ人コンサルチームを描くサンロラ・ブロック主演のコメディです。

マクネイリーはそのチームの一員リチャード。細かい仕事を精力的にこなす、珍しく”陽”の役柄です。

映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)

DCコミックスヒーローものにも出演。スイマセン、この手の映画は苦手なので未視聴です。スーパーマン(ヘンリー・カヴィル演)に恨みを抱く役、らしいです。

映画『スリープレス・ナイト』(2017年)

ジェイミー・フォックス主演のアクション映画『スリープレス・ナイト』 マクネイリーはフォックス演じる潜入捜査官が追い詰めるギャング、ノヴァク。が、組織のボスである父親に虐げ得られているという役どころです。

映画『アフターマス』(2017年)

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の実際の航空機事故を題材にしたドラマ映画。マクネイリーは管制官役でクレジットではシュワさんの次という準主役的ポジション。

航空アクションものと思いきや、まさかの…。

映画『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』(2017年)

前述のブラピプロデュースの映画です。映画『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』は、実在するアフガニスタン駐留軍司令官(ブラピ演)を弄り倒す風刺コメディです。

マクネイリーは狂言回し的役回りのジャーナリストを演じています。

映画『父さんはオジロジカ・ハンター』(2018年)

ジョシュ・ブローリン演じる人気ハンターとその息子の関係を描くコメディ映画『父さんはオジロジカ・ハンター』 

マクネイリーは別れた妻の再婚相手役。出演シーンは少なめです。

映画『ストレイ・ドッグ』(2018年)

ニコール・キッドマン演じる女性捜査官の隠された真実を描くサスペンス映画です。

マクネイリーは主人公の娘の継父役。ニコール・キッドマンの変貌に驚くあまり、うっかり見逃してしまいそうになる影の薄い役どころなのでご注意を。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)

タランティーノ監督でディカプリオとブラピ共演の話題作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

めちゃくちゃキャストの多いこの映画のどこにマクネイリーが?
いました。かつての人気スター、リック・ダルトン(ディカプリオです)が出演した西部劇『対決ランサー牧場』の敵役です。要注目! !

映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(2021年)

2018年公開の映画『クワイエット・プレイス』の続編となるエミリー・ブラント主演のホラー映画。
聴覚ビンビンの怪物に見つからないよう、物音を立てずに暮らすー、スイマセン、未視聴です。

マクネイリーの役どころはマリーナにいる男?  マクネイリーは出演していない第1作と合わせて近日視聴予定です。

映画『カモン カモン』(2021年)

独身中年男(ホアキン・フェニックス演)と数日間預かることになる妹の9歳になる息子の交流を描くマイク・ミルズ監督の映画『カモン カモン』

マクネイリーは妹の夫、息子を預けなければならない原因となる”病んだ”父ポールを演じます。ポールのシーンは回想シーンとして描かれ、けして多くもありませんが、非常に印象深いシーンとなっています。

映画『私は世界一幸運よ』(2022年)

映画『私は世界一幸運よ』は、ライターとして成功をつかみ結婚を控えた主人公アニー(ミラ・クニス演)が、自身の過去に決着をつけようとするサスペンスです。マクネイリーは主人公の高校時代の教師ラーソンを演じています。ラーソン自身も過去の出来事に苦しみー、という役どころです。

映画『シング・フォー・ミー、ライル』(2022年)

映画『シング・フォー・ミー、ライル』は、内気な少年と歌が得意なワニ(ライル)の成長を描くファンタジー映画です。
マクネイリーは少年の父役。珍しく陽キャで可愛いマクネイリーさんです。

ほか、チョイ役や日本未公開作品への出演があります。
(映画『ブロンド』ではマリリンモンローが7年目の浮気で共演したトム・イーウェル役。ほぼ確認できません)

スクート・マクネイリー出演ドラマ

次はドラマです。

単発でいくつかのドラマに出演した後、2018年にドラマ『ナルコス:メキシコ編』シーズン2.3の主役に。

が、その前年に出演したこちらのドラマからご紹介します。

『ゴッドレス -神の消えた町-』(2017年・Netflix)

1884年ニューメキシコ州。鉱山事故によってほとんどの男が亡くなった町ラ・ベルに無法者一団が流れてくる。グリフィン(ジェフ・ダニエルズ演)率いる一味を逃れてきた男ロイ・グッド(ジャック・オコンネル演)。執拗に追う一味と立ち向かう女たち、という西部劇です。

マクネイリーが演じるのはこの町を守る保安官マクニュー。目を患い臆病者と侮られているマクニューですがー。

このドラマはマクネイリーの見どころたっぷりです。もう主役なんじゃない? と思えるほどイイ!西部劇がピンとこない人にもおすすめしたい全7話です。

『ナルコス:メキシコ編』(2018年~21年・Netflix)

そしてこのドラマ 、実在する中米麻薬組織とアメリカDEA(麻薬取締局)の抗争を描いたドラマ『ナルコス』 

コロンビアを舞台にした3作に続いて、メキシコに舞台を移した3作。マクネイリーはメキシコ編のシーズン2から登場します。

シーズン1の主役エンリケ・(キキ)・カマレナDEA捜査官(マイケル・ペーニャ演)亡きあと(サクッとネタバレ、スイマセン)、捜査の指揮を執るウォルト・ブレスリンを演じるマクネイリー。シーズン2.3の主役です。

が、このドラマはとにかく麻薬組織側のキャラが強すぎ!

実在の麻薬王パブロ・エスコバル(コロンビア編/ヴァグネル・モウラ演)や麻薬組織(カルテル)が登場し、組織同士の抗争がハンパない。もうDEAは蚊帳の外感すらあるんですよ。

セクシー過ぎるDEAペーニャ(コロンビア編/ペドロ・パスカル演)麻薬界の大物ミゲル(メキシコ編/ディエゴ・ルナ)といったイイ男を楽しんだ後、ふと気がつけばヨレヨレのウォルトに心を奪われー。ぜひ全シーズンおすすめです。

『TRUE DETECTIVE』(2014年~・HBOチャンネル)

各シーズン豪華キャストのミステリードラマ。 マクネイリーは2人の子供の失踪・殺人事件を描くシーズン3の『TRUE DETECTIVE/迷宮捜査』(全8話)に子供の父親役で出演。主役の刑事にはマハーシャラ・アリとスティーヴン・ドーフ。

残念ながら未視聴です。機会があればぜひ見たいドラマです。

『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心』(2014年~2017年・hulu)

1980年代のPC革命をリアルな視点で描く緊迫感溢れるヒューマンドラマ。

マクネイリーは元IBM幹部のジョー・マクミランの相棒ゴードン・クラーク役。全40エピソードに出演。こちらも未視聴。ぜひ見たいです。

スクート・マクネイリーは、陰キャラとヒゲありで

絶対的ヒーローではなく、どこか陰のある、いやもはや陰しかない役柄がハマるスクート・マクネイリー。微妙にざらついた特徴的な声でボソボソと喋る陰キャラでこそ、その魅力が発揮されると思うのです(力説!)

そして欠かせないのがひげ、口ひげです。
口ひげのない顔はどこか物足りなく役柄としても精彩を欠いているような(あくまでも個人の好みです)。

2010年の『モンスターズ/ー』以降、主演作はないものの、確実に脇役として存在感を表しているスクート・マクネイリー。

今後の活躍にも注目です!

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