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【旅日記】カンボジアの旅(1)ハノイ経由で、いざシェムリアップへ

旅立ち

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まって、はや2年。思うように外出さえもできない日々が続き、600日以上も経ちました。毎年、海外への旅を人生のルーティーンにしている人間からすると、もはや禁断症状が出て脳味噌がイカレてしまいそうな頃合い(?)ですが、心の鎮静剤的にもよろしいかと思い、この機に過去の旅を振り返って、旅日記にまとめてみようと思います。

さて今回は、2018年9月に訪ねた、カンボジアはアンコール・ワット。当時の仕事柄、9月にしかまとまった夏休みが取れなかったのですが、わざわざ雨季真っ盛りにカンボジア行きを決行したのも、懐のお財布的には優しめだったから(笑)。世界遺産巡り大好きの高齢の母を連れて、格安の個人旅行で行ってまいりました。

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機内から見た窓外の眺め:雲の上より

現在、自分自身は関東在住なのですが、大阪の実家に住む母が「関空から飛びたい!」というので、フライト前日に羽田から帰阪しました。何を隠そう、大阪南部にあるウチの実家は、関西国際空港から電車や車で30分もあれば着いてしまうという、なかなかの田舎っぷり。下手をしたら、成田空港まで電車を乗り継いで何時間もかけて辿り着くよりも、自宅→羽田→関空→実家というルートを取った方が、断然早いかもしれないのです! まあ、そんなことはどうでもよろしい。

今回は、往復ともにベトナム航空にお世話になりました。数日後、驚愕の事件が起こって思わぬハプニングに見舞われることも、そのときは想像だにできず……(最終回を乞うご期待)。

ちなみに、これもどうでもいいことなのですが、自分が国際便に乗るときは、必ずといっていいほど窓側の席を確保します。というのは、飛行機の離陸後、かなりの高度に達して雲の上を飛行している間の、窓外に広がる景色を眺めるのがたまらなく好きなのです。深みのある青に彩られた空をゆく機体を撮った上の写真も、窓際から見た眺めの一つ。綺麗ですね。

機内では、やはりベトナム航空らしく、ベトナムの文化を紹介するドキュメンタリー番組が流れていたので、見てみました。屋台のフォーを美味しそうに食べ歩きするリポーター。美しいアオザイを着て通学する女学生たち……。よいねー! う~ん、次はベトナムに行ってもいいかな?

経由地のハノイでは、乗り継ぎ便が30分ほど遅れましたが、空港内のお土産屋さんを物色できる時間が延びたとあって、むしろ大歓迎な自分。旅の醍醐味は、いかに寄り道を楽しむかです(こんなのまだまだ序の口)。

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機内から見た窓外の眺め:シェムリアップ上空より

おっ、ついにシェムリアップ上空に来ました! こういう、上空から街並みや自然の景色を見られるのも、飛行機ならではのワクワク感ですよね。

シェムリアップに降り立つ

カンボジアへの入国の際には、観光客なら観光ビザの取得が必要です。この観光ビザの取得方法にはいくつかあって、事前に大使館や名誉領事館、またはe-visaを通して申請することも可能ですが、もちろん現地、つまりシェムリアップ国際空港に着いてから申請しても大丈夫。その際、30USドルや顔写真も手に握り締めておくのを忘れずに!(笑)

ビザカウンターに並び、晴れて観光ビザが下りた暁には、審査員のおっちゃんが「ポンッ」とアンコール・ワットを描いた緑鮮やかなスタンプを押してくれます。見てください、このスタンプのデザイン。旅の記念にはもってこいの抜群のセンス!

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シェムリアップ空港でもらえる観光ビザのスタンプ

なかなか小規模な空港なので、あちこち迷う必要もないと思います。イミグレーションでの入国審査を無事に通過したら、手荷物をピックアップして、ついにシェムリアップの地に降り立つべし。

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クメール様式の屋根を模した空港の建物

国によっては、空港の建物そのものが、その国ならではの雰囲気を醸し出していて、とてもお洒落です。どことなく伝統的なクメール様式の屋根を模していますね。それに引き換え、タダの箱っぽい日本の国際空港の味気なさは、何とかならんもんかな……(といっても、成田、羽田、関空しか知らないけど)

空港の入り口で待機していた運転手のお爺さんが、ホテルの無料送迎サービスとして、Royal Crown Hotelまで送ってくれました。今回は70代の高齢者を同伴しているので、なかなか怪しげな安宿というわけにはいきませんでしたが、この時期にExpediaで予約すると、信じられないくらいのお得なお値段でした。

まあ、雨季にわざわざ来る観光客も珍しいらしく、宿泊客もほんのちらほら見かける程度。その分、サービスも良し、清潔な部屋で素晴らしい解放感でございました。

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Royal Crown Hotelのロビーにて


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