がんばれ、すいはんきぼうや ~マスカットとワインのリゾット作ってみた~
参考記事
最高な未来が約束された予告動画、投下される
「炊飯器の旅は、山梨県南アルプス市!」
\ パ カ ッ /
ぶ ど う 炊 き 込 み ご 飯
腹抱えて笑った。
俺まじでお前のこと好きんなってよかった、毎日最高に幸せだよ。
思わず、ラップの合間に女性歌手が歌う系J POPみたいな気持ちになった。
この1週間、予告だけで何度も笑わせていただいた。コスパ最高。天の恵み。
「キントレ」地上波でリアタイできる権を持たぬ民であり、週末諸々の行事続きでなかなか時間が取れず(別垢の記事は書けたのにな)、11月12日23時半現在、TVerで視聴している。
とはいえ視聴前に公式Xに「炊飯器の旅」のレシピ投稿があったので、だいたいお察し状態ではあった。
「果たして本当にマズいのか!?」
これも腹抱えて笑った。
一旦「マズい」という感想が出てなければこの文言は生まれない訳で。
「マズい」と言われた事実に対して、「果たして本当にそうでしょうか?」というスタンス、あまりにもKing & Prince髙橋海人 a.k.a すいはんきぼうや※ への肩入れが過ぎる。でも気持ちわかる、私もすいはんきぼうやのご飯が「マズい」って言われてたら、「果たしてそれは本当でしょうか…」って言いながら、探偵みたいにスタジオに登場して警備員につまみ出されたい。
※アンパンマンのキャラに居そうなので勝手に命名
つまり、私も「がんばれ!すいはんきぼうや!!」したい。
そのためには、確実にやらなければならないことがある。
実 食 。
食べてもいないのに、「マズくないもん!ねっ!!ねっ!!」と吹聴するのはモンペに等しい。しかも、推しが考案し食した料理を、「みなさんもお試しください」と公式が詳細なレシピを公開してくれている。あまつさえ、私は「髙橋海人の炊き込みご飯は髙橋海人そのもの」と過去に言ってしまって(しまって)いる。
作るしかない。推しを食べられるんだよ?最高だね??おめでとう私!
シャインマスカット売ってなかったら諦めよっと
今は11月。マイハートはともかく、シャインマスカットすらスーパーには売っていない可能性が高い。「売っててほしいが、いざ売ってたらどうしよう…」という甘辛な感情で近所のスーパーに向かった。ここに売ってなかったら、スーパー行脚とかはしない、そう決めていた。
あった。あってしまった。
980円…あと少し足せばシングルCD1枚買えてしまう。
しかし、既に4形態購入済みの状態である私が、「追加でもう1枚CD購入する」ことと、「シャインマスカットを買って『マスカットとワインのリゾット』を作る」こと、どちらがより自分らしい選択なのかと己に問うた。
おらっしゃああああああああ!!!!!!
\ ク イ ッ ク ペ イ ! /
無事購入した。夫と子供にバレぬよう、ビニール袋でぐるぐる巻きにして野菜室に仕舞った。数粒リゾットに使って、残りは家族で食べよう。「珍しいね、なんで買ったの?」って聞かれると思うが、安かったから…で済まそう…
として今気づいたが、さっき夫に
「観てwwww炊飯器開けたらぶどうwwwwwww」と散々予告動画を見せていたことを思い出した。
絶対(こいつぶどうご飯作ったんだなぁ)って思われるに決まっている。
子供に全部食べさせて、後から「今日ぶどう食べたんだよ~」と言われたら、(こいつぶどうご飯作って余ったぶどうを子供だけに食べさせて証拠隠滅計ったんだなぁ)と思われるに決まっている。
全部正直に話すか、自分でひと房食べるかは、リゾットを作ってから決めようと思う。
そして放送観終わったので一旦寝ます。
割としっかりスタジオは”否”寄りでドキドキしてる。おやすみなさい。
レシピを検証する
はい、おはようございます。
調理に取り掛かる前に、一旦レシピを検証してみたいと思う。
「ドキドキしてる」と言いつつ、私は結構勝算はあるのではないかと思っている。
理由は、このリゾットが”アクアパッツァの〆に作るリゾット”に近いからだ。
我が家でアクアパッツァを作るときは、ワイン(白)と水を1:1で作るし、時にチーズも入れる。アクアパッツァ自体は塩味が効いている料理だが、マスカットとワインのリゾットも、コンソメの塩分量と最後のチーズの量からして、塩分量10%ぐらいは行っているのでは、と思う(私は普段大人用の料理は塩分量9%で作る)。
ただし、アクアパッツァリゾットとの相違点は以下だ。
①ワインが赤ワインである
②具材の風味の強さ
③終始蓋をする
まず①。
白でなく赤を使用することにより、酸味は若干まろやかになるものの、渋みがより出てくると思われる。一方でポリフェノール量は2倍になる。ポリフェノールは旨味成分でもあるので、これらがどう作用するか。
②。アクアパッツァの具材は海産物。これらの強い風味が、しっかりワインに対抗している。今回のリゾットの具材は、赤ワインに対抗できるほど風味の強い具材がほぼない(生ハムもあの量だとちょっと弱い)ので、赤ワインのぶどう感が前面に出ることになる。狙い通りではあるが、味の面でどうなるかは不明。
③。アクアパッツァにおいては、蓋をせず一旦ワインのアルコール分を飛ばす時間がある。その過程で、ワインの風味も一部抜ける。今回の場合、炊飯器という終始蓋をして炊く調理法のため、②のような赤ワインの風味がより強調されると思われる。
※個人的には、炊飯後にチーズを混ぜた後、加熱していない生ハムを散らして、生ハムの風味で対抗した方が食べやすいのでは…と思う。
まぁ御託はこのくらいにして、調理始めましょうかね…。
羽釜姐さんによる調理タイム
おん?
そう、実は私はすいはんき姐さんではなく、羽釜姐さんだ。
炊飯器も無くはないが、夫が大学時代から使っていた18年選手で、もうローストビーフとかの低温調理にしか使っていない。
羽釜は、安くて手入れも楽で、格段に美味しく炊けるので、今回はこちらでいかせてほしい。
さて、材料はこちら。
この絵面だとすごい美味しいものが出来そう感はある。考えてみれば、マスカット生ハムなんて、赤ワインのアテに最高だ。
それを炊飯器にヤーッ!!して炊くとどうなるかは未知数だが。
さてここに、赤ワインベースの調味液を投入する。これを入れればもう後には引けない。正直めちゃくちゃ心臓がドキドキしていた。
でも、もう決めたんだ!
魔法の呪文と共に!!!いくぞ!!!
推 し の 言 う こ と は 、
絶 対 ! ! !
やったった。
あとは炊けるのを待つばかりである。
炊飯待ちの間に本放送を振り返る
赤ワインの芳醇な香りに包まれながら、本放送のグッときた場面を振り返っていきたい。
・企画冒頭の「俺大好きなんだこれ~」は(俺も~!!!)ってなった。
・今回は味の想像ができないようなものに挑戦する、というコンセプトを聞いて、なるほどと思ったし、私は1週間、海人先生の掌の上で予告動画見て爆笑しながらコロコロ転がってたんだ…と愕然とした。
・ショウガがほしいな~となって唐突に道向こうの方に「ショウガ持ってないですか?!」と大声で聞いている姿に戦慄した。
愛され続けて生きてきた人って、すごい。私には一生かかってもできないし、平日の昼にショウガを持ち歩いている女性はたぶんいない。
・相棒のすいはんきへの頭突きがバリエーション豊かになってきた。かわいい。
・さすがのすいはんきぼうやも「味の想像がつかない」って言ってて、何か安心した。「きんとれ村に住むすいはんきぼうや」ではなく、同じ日本に住むすいはんきぼうやだった。
実食
1合だからか、半端なく早く炊けてしまった(しまった)。
さぁ、どんなもんかいね……
\ パ カ ッ /
お、おお…
なんだろう、ワインよりもぶどうジュース寄りの、だいぶ甘めな香りだ…
シャインマスカットのパワーってすごいね。
炊飯前の1.5倍ぐらいドキドキしてきた。
ここにチーズを投入
よく混ぜて皿によそいます。
チーズの香りと、器によそったことでだいぶぶどうフレーバーが落ち着いている。
が、ドキドキ感はMAX。
いざ実食!
「頂きます…」
「あっ、ウマっ!!」
これ、本当に声に出た。
美味しい。すごく美味しい。
まず、赤ワインの酸味がしっかり飛んでほのかに感じる程度になっている。塩味も少し強めで、リゾットとして食べるのにちょうどいい感じ。
意外といい働きをしているのが、実はかなり多めだった胡椒。これが、すごく後味を爽やかにしてくれている。
そして本丸のシャインマスカット。
めちゃくちゃいいアクセント。
ベースの塩味と旨みがしっかりしているから、甘みの強いシャインマスカット丸ごとと合わせて食べても、ちょうどいいあまじょっぱさになっている。
全ての食材と量が、めちゃくちゃいい役割を果たして絶妙なバランスで共存している。
何一つ欠けてはいけない、って感じだ。
味変の生卵も、しっかりした味をまろやかにしてくれて、効果抜群。
すごいぞ。
これはすごいぞ、すいはんきぼうや!!!
やっぱり、推しの言うことは絶対だった!!!
これだけの挑戦的な題材を、素晴らしいバランス感覚でひとつの料理として成立させている。天才か?天才なのか?
たぶん今後どんな炊き込みご飯が生まれても、全幅の信頼を置いて「絶対おいしいじゃ~ん」できるし、これで心置き無く、ブーイング起きてるスタジオに「果たして本当にそうでしょうか…?」と登場できる。
キントレスタッフさん、警備の準備よろしくお願いします!
そして、こんなに美味しい料理を生み出してくれたKing & Prince 髙橋海人先生 a.k.a すいはんきぼうやと、すいはんきスタッフさんたちに、心からの敬意と感謝を表します。これからも、すいはんきぼうやの旅楽しみにしてます!!
強火すいはんきぼうや担・羽釜姐さんより。
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