見出し画像

いつかサントリーニ島で朝食を☀️

大好きな漫画『いつかティファニーで朝食を』!

SHElikesのライティング入門、
Lesson2の宿題で、
進んでいなかった2,000字の課題。

この漫画なら書けるかも、と思って挑戦します。
やっぱり好きな気持ちが原動力になる。

そして、私の中では、
朝ごはんを楽しむ活力が、
人生を彩るものになると思っています。

理想の朝食を探す旅へ

『いつかティファニーで朝食を』は、
東京のアパレル会社に勤める、
28歳OLのまりちゃん(佐藤麻里子)が
理想の朝食を追い求める中で、
自分の人生と向き合っていく物語です。

仕事や結婚や恋愛など、
これぞアラサー女子の悩み……!
という王道が詰まっていて、
年代の近い女性は、読んでいて
特に楽しめるのではないかと思います。

この漫画の魅力の1つはなんといっても
朝ごはんが美味しそうなこと!
第1話の最初に、まりちゃんのお母さんが
「目がおいしいと嬉しい」と言っているのですが、
本当にそのとおりです。

香りを楽しむ、味を楽しむ、
そして目でも楽しむことができる、
そんな朝ごはんたちがたくさん登場します。

漫画では香りと味は楽しめないので、
余計に美味しそうな描写が刺さります。

そして、実際のお店が存在するので、
訪れて味わうことができるんです。

読んで楽しいし、行ってみても楽しい。
正に2度味わえる漫画だと思います。

エピソードを2つ紹介します。

Good Morning Cafe☕️始まりの朝

漫画を語る上で1話は外せない!
別れは始まり、Good Morning Cafeです。

ストーリーとしては、まりちゃんが
長年付き合っている恋人である創太郎との別れを決意する、
人生のターニングポイントを映し出す場面となっています。

創太郎との関係を誰かに相談したくて、
友達のリサ、のりちゃん、栞と集まって
朝食会をすることになります。
(なんで女子は4人集まるだけでこんなに楽しいんでしょうね)

仕事もライフステージもバラバラですが、
高校の同級生なので、お互いに相談し合える、
気の置けない関係です。

別れるかどうかの話をしているところに
それぞれの美味しそうな朝ごはんが登場。

話していたことを忘れるくらい
夢中になってしまいます。
「おいしい~♡」の顔が最高です。

そこでまりちゃんは、
「朝ごはんを楽しむ」ということが
自分にとってどれだけ大切なのかということを
改めて認識します。

そして、それを一緒に楽しめる相手ではない
創太郎との別れを決意するのでした。


自分の「好き」を大切にできること、
自分が好きな自分でいられること、
時にそれは、好きな相手と一緒にいることとは
イコールにはならなかったりするんですよね。

28歳で、7年間同棲していた彼氏と別れるという選択が、
どれほど重いものなのか…想像に難くありません。

それを選ぶことができるまりちゃんは強いと思うし、
自分自身のモヤモヤしていることを
決断しようとも思わせてくれます。

自分の気持ちに逆らいたくないって思うくらいの、
強い気持ちがあることが、
とても尊いことだなと思います。
流されて人生が進んでしまうことだって、ありますよね。

そしてこのお店で出てくる
朝ごはんの描写がたまらない……!

もちろんエピソードすべてにおいて
細かく書き込まれた美味しそうなごはんが
出てくるのですが、
この回は特に、4人分のメニューが出てくることもあって、圧巻です。

この漫画はドラマ化もされていて、
1話のエピソードはドラマでも登場します。
漫画とドラマでお店は異なりますが、
それもまた面白かったり。

4人の目の前に美味しそうな朝ごはんが
運ばれてくるのが楽しいんですよね。
メニュー名もわくわくします。

それぞれのメニューがなんとなく、
それぞれの人物の特徴をかもし出していたりもして。

こういう、女性4人が出てくるお話って、
自分と近いタイプを探しがちじゃないでしょうか。

そういうのも楽しめたりします!

Westin Hotel Morning Buffet🏨離れてみて……?

栞が主人公のエピソード。
栞は4人の中で唯一既婚者で、2人の子どもがいます。

結婚して幸せだと感じる時はあるものの、
毎日自分以外のことで生活に追われて、
実感している暇なんてないと言います。

ママ友とのちょっとしたいざこざにモヤモヤしたり、
話を聞いてくれない夫にイライラしたり。

そんなときに、子どもたちが喧嘩を始めて、
その対処を一方的にお願いされて、
遂に爆発してしまいます。

1人でホテルに泊まりに行き、
好きなだけ1人の時間を満喫します。
アイスクリームを食べながら映画を観て、
ホテルのベッドで寝落ち。

そして次の日の朝!
ウェスティンホテルの素晴らしい朝食ビュッフェが
栞を迎えてくれます。

1人でゆっくり美しい盛り付けを楽しみ、
味わっていると……。

周りの家族連れがふと目に入り、
自分の家族が思い起こされます。
そして、今日はお弁当の日だったことを思い出し、
急いで帰路に着くのでした。

家に帰ると、夫である善美さんが慣れない手つきで
卵焼きを作っていて。
お互いに謝って、仲直りします。


失ってみて気づく幸せ。
それこそ日々の生活に忙殺されて
実感できていないものだと、
そういうこともあると思います。

でも本当は、失う前に気づかないといけないものですよね。
取り返しがつかなくなってしまってからでは遅いので。

忙しさで余裕が無くなる前に、
ふと自分を立ち返ることができるように
なれるといいなと思いました。

栞は正直、私の現状とは1番遠くて、
大変さの理解はできるけど、
共感しにくいキャラクターではあります。

ただ、1人の時間が無いことで
余裕がなくなってくる辛さは分かります。

まったく同じ境遇ではないけれど、
気持ちが分かる部分は確かにあって、
自分も余裕を持ちたいなと思いました。
常に視野を広く持ちたいです。

いつだってあなたが主人公🫶

まりちゃんやリサ、のりちゃん、栞だけではなく、
ときには、まりちゃんの同僚のきみちゃんや、
元恋人の創太郎が主人公のエピソードもあります。

その時々のライフステージや日常の些細な出来事に、
朝ごはんが寄り添ってくれる、
そんなエピソードで構成されています。

これを読むと、私の物語が始まる気がするし、
早起きして、朝ごはんを食べに行きたくなります。

自分の「好き」に素直に従って生きられると、
毎日が少し輝いて見える気がして。

たくましく生きていこう!と、
メッセージをもらっている気持ちになります。

あなたの理想の朝食を、
あなたの「いつか〇〇で朝食を」を探しに行きませんか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?