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2023年6月読了本まとめ【12冊】

物語に触れたい、というよりは他人の考えや意見に触れたい、と思った1ヶ月。
自分とは違う考え方に触れて、また視野が広がった気がする。


【1冊目】不安と孤独のレッスン/鴻上 尚史

最近孤独を感じることが多くなってきたので読んでみた。
孤独は寂しいものじゃない、むしろ幸せなことなのでは?と思っていたところでもあったので、新たな考え方をくれて読んでよかった。

・「本当の孤独」とは、自分自身と対話すること
・「悩む」とただ時間は消えていく。「考える」は時間をかければ何かが残る。
・人が分かり合うことは奇跡に近い。だからこそ試みる価値がある。

【2冊目】食堂かたつむり/小川糸

同棲していた恋人に全てを持ち去られ、あまりのショックに声も失った倫子。
久しぶりにふるさとに戻った彼女は、小さな食堂を始める。一日一組限定で、面接をして話を聞いた上でお客様に合ったメニューを提供する。
私は料理のことはさっぱりだけど、お客さん一人ひとりにきちんと向き合い心を込めて作っているところが素敵だなと思った。こんなレストランに行ってみたい。

【3冊目】言語化の魔力/樺沢 紫苑

著者の他の本にも書かれていた内容は多々あったが、特に後半で、自分の気持ちを言葉にすることの大切さが説明されていて、想像以上に言葉には力があるんだなと思った。

・ロングショット(鳥の目)で見る(世界を大きく俯瞰する)
・変えられる部分、自分ができることからやっていく。今やれることに集中する。

【4冊目】自分を育てる方法/中竹 竜二

自分の好きなことや嫌いなこと、やりたいことはわかっているようでわからないと思った。定期的に自分を見つめ直して、後悔しない生き方をしたい。

・人には強みも弱みもない。あるのは”特徴”だけ
・ネガティブな感情はポジティブな感情のタネ
 怒りがあるから、パワーが生まれる
 恐れがあるから、注意深くなれる
・大人の成長が見えるポイントは「ものごとの捉え方」。
 似たような出来事に対して、どう向き合えるかという姿勢の変化。

【5冊目】ウチら棺桶まで永遠のランウェイ/kemio

ギャルでハッピーなマインドで生きてて、とっても楽しそう!
真似したい考え方がたくさんあった。
若者言葉も多く、話し言葉そのまま書かれているから普段本を読まない人にもおすすめしたい。

・自分を殺して見つけた居場所って、最終的に自分を苦しめる。
・知らないことを知るとか、わからないものを受け入れていくことって、思いやりであり強さでもあると思う。
・おしゃれは完全自己満。誰に気に入られなくても、自分が気に入ってたらそれはおしゃれ。
・毎日生きていると、知らず知らずのうちに自分の価値観や思いがみんなと一緒って勘違いしてしまうときがある。それって怖いこと。

【6冊目】ロールキャベツ/森沢明夫

それぞれに事情や悩みを抱えた大学生たちが出会い、チェアリングを通して仲良くなっていく青春物語。自然に囲まれた場所に折りたたみ椅子を置いておしゃべりしたりコーヒーを飲んだり読書したりするアクティビティを初めて知った。やってみたい!

【7冊目】雪よ林檎の香のごとく/一穂ミチ

一穂ミチ先生のデビュー作。
もともとBL作家とのことで気になっていたので読んでみた。
高校生と教師の恋愛模様だけど、男女の恋愛も絡んでいたりして、幅広く楽しめた感じがして面白かった。生々しい描写はなく、初々しさ、もどかしさがあってライトに読める。こんなBL小説もあるんだな、と思った。

【8冊目】孤独になると結果が出せる/茂木健一郎

孤独になるとどんないいことがあるか、色々な面から説明されていて、一生役に立ちそう。情報や人の意見が溢れる社会で、孤独になって自分自身と向き合う時間を作ることは大切。同調圧力に負けないで孤独を楽しめば、やがて大きな結果が出せる。孤独は「社会を大きく変えていける」という言葉が心強い。

【9冊目】しょぼい企業で生きていく/えらいてんちょう

朝起きるのが苦手で、会社勤めは向いてないと思った筆者が、なんの経験も計画もないまましょぼい起業をした話。しょぼいしょぼいと言いながら、自分のメソッドというか考え方の軸みたいなものはしっかり持っていて、経営者として成功するポテンシャルがあるという印象。どんなことでもお金になるし、意外なところに需要はある、と思わせてくれた。起業に対するハードルがいくらか下がったように感じた。

・なんとなく楽しそう‼︎なんとなくすごそう‼︎これだけで人は集まってくる
・必要とされる店は、お客さんが勝手に宣伝してくれる
・中小企業の経営者は即断即決が求められる

【10冊目】ブッダが教える愉快な生き方/藤田一照

仏教やブッダに関連する本、ほぼ初めてぐらいに読んだけど、初心者にもわかりやすくブッダの考えがまとめられていて短くさらっと読めた。
社会人になると自分から学びにいかないと学ぶ機会が少なくなってしまうけど、「机上の学び」より「経験を通した学び」が大切だと思った。
修行を一度でいいからやってみたい。

・何かを本当に学んだら、「それまでの私」ではなくなって、「新しい私」がそこに生まれる
・どうせやらなければならないことなら、どうせ引き受けなければならないことなら、まず「受けたもう」とその気になって取り組むことが大切
・禅の心は初心者の心。いつもビギナーであることが、愉快に生きてゆく上で最も大切な学びの姿勢

【11冊目】ひとりぼっちを笑うな/蛭子能収

蛭子さんがどんなことを考えているのかわかった気がする。
やはり「群れない人」は魅力的に見えるなと思った。
共感できる所もできない所もあったけど、ペットに対する考え方は特に共感できた。犬や猫に懐かれたとしても、言葉が通じないので思い込みでわかった気になっているだけかもしれない。そう考えると犬や猫よりも人間がいい。

・人間の魅力というのは、その人が所属している集団から生まれるのではなく、あくまでもその人自身の技量や性格から生まれるもの
・他人に嫌われないために、他人に好かれるためには、”他人に余計なことをしない”こと
・いまいる状態を自分がイヤだと思うなら、まずは自分のほうから動かないといけない

【12冊目】そしてウチらはつながっていく/そわんわん

Youtuberだからこそ、影響力のある人だからこそ、湧き出る信念みたいなものがあって、タメになった。根から優しい人なんだろうなというのが伝わってくる。人との関わり方とか、参考にしたいことがいっぱい。

・口癖は「そんなときもあるよな」
 環境やタイミングが合わなかっただけ、そんな風に考えてもいい
・「空気を読む」を押し付けない
 しっかり人と向き合わずに、他人が自分の気持ちを「察するべき」って思ってた
 ら誰も向き合ってくれなくなる
・主観で他人の気持ちを決めつけない

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