見出し画像

五人の中で特別になりたい ※ネタバレ注意

先週の土曜日に、「五等分の花嫁」の映画を観に行きました。その感想を記したいと思います。

五等分の花嫁の結末は、知った状態であったためハラハラドキドキすることなく、落ち着いて観ることが出来ました。そして、感動しました!

私の推しは、一花であるため一花の登場シーンがどれだけ出るのか・あの可愛いシーンがどうなるのか。楽しみでした。

一花の登場シーンでカットされている部分が多く、残念に感じる部分もありましたが、原作を読み返すと四葉以外はカットされている部分はありました。

この映画を見て思ったのは、花嫁=四葉の物語だなと強く思いました。四葉は、運動神経が抜群で、五つ子の中でも頭が少し抜きん出る状態でした。そんな時に、修学旅行で主人公の上杉と会い、上杉と約束をする。二人とも勉強を頑張って、家族を守ろうと。

四葉は、自身が役に立つ存在になるんだと勉強・スポーツを必死に頑張るも、スポーツでは結果が出るも勉強はダメ。他の姉妹からも勉強で遅れを取るも、スポーツで挽回していると思っていた。そして、そこに優越感を覚えていた。

しかし、待っていたのは、四葉のみ落第するという現実。四葉は自分の存在意義を見いだそうと、スポーツに精を出していたがそれだけでは無理だった。

四葉が落第することを知った他の姉妹は、自分達も別の学校に転校することを伝える。

「私達は、困難も苦労も全部五等分」その言葉に救われた四葉は自分のためではなく、みんな(姉妹)のために頑張ろうと思った。

そして、転校先で上杉と出会い、彼の努力と自分との差に愕然とする。上杉が家庭教師になり、嬉しい反面抑えきれなくなってくる彼への恋心。

しかし、四葉には根深く残る自己肯定感の低さが彼の告白を素直に受け取れない。

最終的には、上杉の言葉や姉妹の影ながらの応援で、交際がスタートし、結婚をするようになった。

私がこの作品に大きく感情移入したのは四葉の自己肯定感の低さだ。四葉回は毎回、自分にも問いかけられているようでした。そして、映画を観た今でも、四葉同様に自身の自己肯定感を問う自分がいた。

「私は必要なのか」・「私は役に立っているのか」そんな思いが渦巻いていたが、それを振り払ったのが姉妹であり、上杉だった。

私も妻や職場の先輩方、家族の支えでここまで生きてこれました。自己肯定感はそう簡単に身につく物ではありません。しかし、いつからでもほんの少しでも、身につけていくことが出来ます。

私の仕事は、他人をケアすることでその方の自尊心を高め存在を認めて、ありのままの自分を受容する手助けをします。そのためには、自分自身の土台をしっかりしていなければいけません。

リワークで以前よりも土台がしっかりしたと思います。 四葉のような「誰からも頼られる・誰かを応援できる」人になっていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?