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博物館には一眼レフを持って行こうと決意した日のこと

先日秋葉原のブレイバーンコラボカフェに行った後、トーハクにも行ってきました。
JRなら快速で一駅です。
行かないわけがないんです。

家出る時からハシゴすると決めていたのに、この日私は一眼レフを持っていくのを忘れました。

私が持っているのはiPhoneSE第二世代。
ズームにしたら泣けてしまうほど画質が悪い。
刃文をアップで撮りたいのに、全然ダメ。

この日は「太刀(名物 童子切安綱)」が「梨地糸巻太刀(国宝 太刀 伯耆安綱(名物 童子切安綱)の拵)」とセットでピックアップ展示されていました。
平安時代作の細身で美しい刃文を持った太刀です。
三日月宗近とはまた違う優美さを持っています。
拵えの鞘にはベースのえんじ色を埋め尽くすほどの金粉で梨地を作り、至る所に桐紋があります。
大事にされていたんだろうなと思えるほど、素敵な拵えをあつらえてもらったようです。
しかしこれも写真に撮ったものの、ズームにしてしまったためにnoteに掲載するのも憚れるほどの画質。

この日は長船の刀剣が多かったように思います。
福島光忠を刀剣乱舞の近侍にしておいたこともあって、光忠の太刀をじっくりと拝見。
長船派の祖にして華やかな刃文の光忠。
私の好きな刀工の1人でもあります。
互の目混じりの丁子が華麗で、ため息が出てしまいます。
美しいですね、この太刀も。
しかし写真を撮ったのは良いけど、画質よりも問題なのは展示ガラスの写り込みがすごくて、私がはっきり見えます。
反射フィルターをつけた一眼レフが手元にあれば……。

刀装具の展示スペースならなんとか納得いくものが撮れました。
ちょっと潰れてるけど。

屋島合戦図鐔

「平家物語」でも有名な扇の的のシーンをモチーフにした鐔。
扇の的を掲げた舟も那須与一の姿も表されています。
しかしやはり輪郭がはっきりしない。
鮮明な写真を撮りたかったらやはりもっとレンズ性能の良いスマホか一眼レフが良さそうです。

以上がトーハク本館1階13室でなんとかお見せできる写真です。
画像が粗くてスマホ早く買い替えたいと思いました。
そして反射の問題。
最近は反射が抑えられた展示ケースもあって、童子切安綱が入っていたケースはまさしくそれだと思います。
博物館や美術館での展示品撮影は光の反射との勝負。
反射フィルターはやはり重要です。

美術品を見に行く時は薄いレンズでも良いから一眼レフを持っていこう。
そう心に決めた日でした。


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