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今のハリウッドの流れを汲んだ『アラジン』

『アラジン』観てきました。
ディズニー好きの私ですが、実はアニメの『アラジン』は観てません。
もちろんざっとしたストーリーは知っているものの、細かい内容は知りません。
今回実写映画を観るにあたって、ディズニーシアターがあるので見ようと思えば見れたけど、観ませんでした。

監督はガイ・リッチー。
あまりにもウィル・スミスがジーニーっていう話題ばかりで監督の話がほどんど出てこないけど、ガイ・リッチーなんですよ。
実のところ、監督がガイ・リッチーっていうだけで『アラジン』が良作だって決まっているんです。
だから、最初から言っておきますが、実写版『アラジン』は大成功です。
映画館で観てください。

舞台はアラビアン・ナイトな世界なのですが、ディズニーシーに頻繁に行く人なら「あ、これアラビアンコーストで見たことある!」みたいな風景がたくさん出てきます。
市場のシーンなんて特にそうですね。
あと、王宮の中の噴水とか、アラビアンコーストの真ん中にある噴水とそっくりです。
ディズニー好きとしては、そこでわりと心躍るんです。
来月ディズニーシーに行く予定にしていて良かった!

そして市場でパルクールの如くアラジンが逃げ回るシーンに「ガイ・リッチー版『シャーロック』で観たことあるやつ!!」ってなって、更に大喜びです。
そこで私は少しだけ後悔をするのです。「『U.N.C.L.E.』観ておけば良かった!!」と。
きっとアクションシーンとか『U.N.C.L.E.』もかっこいいんだろうなって。

ジーニーとアラジンの出会いのシーンはディズニーシーにあるマジックランプシアターを思い出さずにはいられませんでした。
ジーニーが魔法で見せる3つの願い事の説明のシーンとか、マジックランプシアターで流れるものがさらにゴージャスになった感じです。
『チャーリーとチョコレート工場』のウンパ・ルンパが歌うシーンや『ラ・ラ・ランド』のようなパッションを彷彿とさせる魔法の連続です。
このシーンだけで「あー、今までいろんな映画見てきて良かったー!!」ってなります。
ガイ・リッチー、これオマージュですよね? それとも私の気のせいですか?
このシーンのために映画館で観たほうが良いです。

ジーニーの魔法の力は本当にすごくて、ディズニー公式が動画を公開している「アリ王子のお通り」のシーンが特にジーニーの魔法の見せ所なんですね。
公開されている動画よりももっと長くこのシーンはあるんですが、とにかくゴージャス、圧巻。迫力満載。
歌も相まって本当に楽しいシーンです。ニコニコしちゃう。
ウィル・スミス無双万歳。
このシーンのために映画館で観ることを強くオススメします。

さて、noteのタイトルの通り今回の『アラジン』はここ数年のハリウッド映画の流れを汲んだものとなっています。
もともと『アラジン』という作品は庶民と王族のラブストーリーという側面でいうと、性別逆転した『シンデレラ』要素があったと思うんです。
有名な話なのでネタバレも何もないと思うのですが、最終的にアラジンとジャスミンは結ばれます。
庶民からの大逆転劇です。
しかし、王女と王子ではおとぎ話の中でも性差別が生じます。
今回の『アラジン』は、そこに食い込んだストーリーでもあります。
お姫様が素敵な男性と結婚して幸せになるストーリーから、少し違うストーリー。
けどアニメを観てないので、もしかしてアニメでも同じ結末になってたのかな?
現代的な、とても素敵なお姫様になっています。
私はこのジャスミンがとても好きです。

見どころは本当にたくさんあって、ジャスミンと侍女の友情も、アブーと空飛ぶ絨毯の友情も、空飛ぶ絨毯がドクター・ストレンジのマントさんを彷彿とさせるのとか、アクションのカメラワークとか、良いところが盛りだくさんです。

そういうわけで、映画館で観ることを切に願います。

大事なことなので何度も言います。
映画館で見てください。

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