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コメツキガニ編

干潟観察をしていると
ときおり見かける謎の砂団子、5mmほどの大きさで
まるでBB弾のような感じ、を良く見かける

コメツキガニ編001

そしてその近くには穴がある
画期的な穴掘り職人でもいるのかと思っていたら
全然、違いました。
なんとこれらはコメツキガニの食後の様子。

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コメツキガニとは河口や内湾の砂浜に生息し、
砂浜の潮間帯に深さ10-20cmほどの巣穴を掘って暮らしてますが・浅い水たまりのある区域では、決まった巣穴を持たず徘徊する
ヒッピーなハイカイカニもいるそうです


昼間に潮が引くと巣穴から砂をかき出しながら現れ、活動を始めます
体表の模様は砂浜に紛れる保護色
でも内側は紫、実は派手な学ランっ子です
遠目には砂の塊がモゾモゾ動いているようにも見えます。
彼ら驚くとすぐダッシュで逃げます、

そんなに驚かせるつもりなかったので
そのスピーディーな動きにこちらもビビる

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水たまりにいるモノは
その場で身体をねじらせて砂に潜ったり

他のヒトの巣穴に逃げ込んで巣穴の主に追い出され、
逃げまどうものもいたり、、、

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けんど、動かずに待っていると、また姿を現します
そしてこの団子の正体は食事の仕方にあり!
足元の砂を鋏脚でつまんで口に入れ、砂粒の中から餌を濾過摂食します

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「残りの砂は口の上部に丸く固め、鋏脚で切り取って足元に捨てる」

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ちゅーちゅー啜ってピーーーンて事でしょうか、、、

これを繰り返すため、巣穴の周りには小さな砂団子が
放射状に多数残されているのだそうです
巣穴がバレバレやけど潜ってるから楽勝ってか!
コメツキガニって漫画でみるような the カニ て感じに

目玉がハッキリとびだしててファニーなお顔
さらにコメツキガニの名前の由来は求愛ダンスから
春から夏にかけては、オスが背伸びをして両方のはさみを振り下ろす
ウェービング(Waving)という求愛行動をとります

コメツキガニ編007

この行動が臼と杵で米をつく動作に似ているため、

和名の由来となったそうな。
モチツキではないんですね、コメツキ!!!

以後お見知りおきを!!!

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