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女性エンジニア現場日記-面談編⑨-

面談時のレアパターンが数件あったので思い出してまとめたみた

ネットで見ると、SES企業なのかフリーランス企業なのか境界線はどこにあるんだろうと思う事がある。
あとはそれらの企業が転職紹介や派遣業も兼ねている場合が多くなったので起きた事象ではないかと思う。

パターン1 面談先の企業がSIerだった

具体的な案件提示の条件をもとに、技術内容の質問事項を予めまとめておいた。それにも関わらず面談に出られた方はベンダー管理職の方。
(近年なので勿論リモート)
しかも、その場で言われた内容が

客先管理職:「弊社では今手持ちの案件が4件ありまして、xxさんのスキルに合わせた案件に参画頂こうと思っております」
自分:「?????」
客先管理職:「1xxx、2xxx、3xxx、4xxx  以上が案件内容になります。」
自分:「〇〇の案件というお話で面談させていただいておりますので、〇〇はこの中の案件ですと 3の案件かと思われますので、3についての具体的な技術内容をお伺いさせて頂きたいです」
客先管理職:「3の案件は△△くんが詳しいので、△△くん説明をお願いします」
※客先管理職(その他約3名△△さん含む)と思われるが彼らは顔だし無し。音声だけで質問される)←これ結構怖いカンジです。他者は自分を見ておられ、自分は話している人の音声しか聞こえていないという状況での会話。この辺で企業モラルが伺えるような気がします。

その他、技術的内容は3の案件の担当者さんと質疑応答させて頂き、
最後に全体的な質問として、勤務時間や残業量・現時点のフェーズ等を自分の方は質問させて頂いたが、管理職の方から質問して来られた内容が実務とかけ離れた質問内容が3件程だった。(男女差別があからさまな内容だったので記載省略したい)

自分が3案件で面談に来たエンジニアだと全く理解していない上での面談だったのだと思われる。多分同席の営業の方も「エンジニア連れてきましたので御社の案件に入れてください」的な立ち位置だったであろう。
客先が顔出ししないのであれば、自分も顔出ししなくても良いのでは? とさえ思った。

プログラマーにルッキズムは関係ないし(不衛生なのは別)技術経歴書があればその技術経験に沿って業務遂行が可能か不可能かを判断して頂ければよいだけなのだから。技術内容やメンバー構成や、チーム内のどの担当なのかの情報関連をすり合わせる場だと思っていたのだが、的外れな面談形式だった。商流も深そうなので当然選択しなかった。

パターン2 面談先の企業が正社員募集企業だった?!

SES企業さんからの案件紹介でリモート面談したが
正直このパターンは最初から最後まで会話が噛み合わなくて本当に困った。
しかも営業さんは同席していない。1on1面談である

自身の「スキルシート」画面共有して会話させて頂いたのだが
それを「履歴書」というお話で進められている様子で
「履歴書にしては記載内容が薄い。」
であるとか
「履歴書に企業名が記載が無いのはなぜか?」
であるとか
挙句には、「働き方は選べますが 正社員か、派遣契約か、アルバイトか」など、終始「?」で会話が案件の技術内容にまで到達するのに結構な時間を要した。

技術案件内容に到達したと思いきや、面談担当者の方は
「自分は広報なので詳しい技術は余りわからないですが、xxを使っています。言語はxxです」という話で、ざっくりした内容は確かにご存知ではあったが、エンジニアでは無い事と案件内容の詳細がわからない方だったので
会話がそれ以上進まなかった。

先方も何か違和感を感じられたのか「最後に何か質問はありますか?」で早々に切り上げ15分位で面談終了した。相手方も自分も終始「?」のままやりとりがありなんとも後味の悪い面談だった。


パターン3 納品済の自社アプリの品質を上げる事が出来るか?

コロナ前だったので現場面談だった。
開口一言目が上記質問だったので
「コードの内容や全体のアーキテクト等を確認させていただき調査する流れになると思われます」
と回答すると即座に
「面談終了です!お引きとりください!」
と言われた。
初めての出来事で目が点になった。当然ながら同行の営業さんもめちゃくちゃ焦っておられ、更に面談同席の部下の方もおどおど状態でした。

企業様の椅子に座ってからものの10分程で面談は終了した
営業さんと待ち合わせしてビルを昇降する時間の方が長かったような気がする(苦笑)

自分は確かWebエンジニアになって2年目位だったと思うので、さすがにそのレベルの解析は3-5年レベルの上流工程メインで稼働しているエンジニアさんでないと不可能ではないかと思った。それ以前にスキルシート見て面談していないんじゃないか?とも思った。当時上流工程の記載はないはずだ。
だが、上流工程経験者もこれ驚くんじゃないかと思った。
「いきなりステーキ」もびっくりするスピード感だ。

SESまたはエージェント側がエンジニアをきちんとスキルマッチングしないまま、客先企業と面談設定をしている

のが原因だと考えられる。

客先もマッチしない人ばかり連れて来られても確かに迷惑に違いない。
コロナ前リアル面談でそれやられた時は少々きつかった。
Web面談でも面談終了した後で、営業さんと話すればいいだけだが、
客先の怒りの限界値に自分が遭遇したのではないかと思われる。

以上3件がレアパターンであったが、皆さんも同じ経験された事がある方おられるのでしょうか?
Note内でも、技術内容を把握しておられない客先や営業さんに振り回されて時間が無駄だった。という記事を見た事があるが自分も同じ意見だ。

レアな面談ネタはまだあるのだが今回は締める事にしよう

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