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女性エンジニア現場日記-面談編④-

ある、面談先のお客様で、私が何件か受けた面談とは異なるパターンの面談のはなしをいたします。今回はそのうちの一件を思い出して書いてみようと思っています。なかなかキツイですよ~~~~

普段どおり、営業さんと待ち合わせてビルのフロアに入ります。
お一人のリーダーの方は普通の質問内容でした。ただ、もう一人のマネージャー職のような方が、余り技術的な細かいところと聞かず、リーダーさんが業務説明を簡単にしている横で、黙々と私の回答を聞いているだけの方でした。現場の方ではないので技術的な話に余り口を突っ込まないだけなのかなーと思い、通常どおりの流れで面談を進めました。

すると、いきなり「今弊社でつくっているソースコードが非常に動作が遅いんですけど、スピードをあげる事あなたにできますか?」など言ってこられました。
まだソースコードも見ていません。環境の説明も概要しか聞いておりません。この言葉には驚きました。すかさず、「開発環境の情報ととソースコードを見ない事には出来る出来ないの判断が難しい状況ですが。。。」と回答するといきなりそのマネージャーさんが席を立たれて「わかりました、それでは結構です」というような対応でした。

そもそも、フロントエンドフレームワークのSPAの仕組みをある程度理解してさえいれば、初回の読み込みは通常のMVCモデルのWebと異なり若干読み込み時間が発生する訳なんですが、いきなり、今回の依頼は「アプリの読み込み速度を上げてください」というミッションだったらしいのです。単なる製造案件ではなく、既存の環境またはコードの性能をあげたい。というアーキテクトエンジニア関連の分野だと思うのです。また、もともと最初から全体の環境構築をした企業さんまたはエンジニアさんにそこを依頼しなかったのも不思議です。なぜかというと最初から造った方が一番その辺りの環境を知っているという訳で、そもそもの原因はどこにあるのかも全体を把握しているエンジニアの方が理解がはやいと思うのですが、私もそんなにガッツリやってます系ではないのでホント申し訳ないやら何とも言えなかったです。きっとハイレベルなWebエンジニアには出来る事なのでしょう。

みなさんはこんな体験された事ないですか? 私は初めてだったので言われたとたんに顔がいきなり青ざめた気分でした。帰宅の途中でなんでだろう~? 遅いとはいっても速度を数字で言われた訳でもないし環境も画面数もわからないし把握できない事ありすぎ~~で面談しゅうりょー!
面談者の自分にはその場でどう振舞ってよいか本当にわからなかったです。隣に同行していた営業さんも、「びっくりしましたねー」みたいな状況でした。合否は明らかに”否”なのでそのまま営業さんと駅でお別れ状態でした。それにしても無謀過ぎる面談だったのをなぜか覚えています。

雰囲気として、どこかへ依頼して作ってもらったはいいがものすごく遅くて、出来上がりのアプリにイライラされているという雰囲気でした。
うーーん、何というかそのイライラを直接面談者の私にぶつけてこられたような気配さえします。それだけの情報だけではさすがに、、、、というカンジです。そこの類はアーキテクト的な知識が必要な所なので案件の紹介の時点でその内容を知らせてくれないと困るな~~~と。

初対面でその面談で突然の対応。ちょっとキツイです。しかもいきなり面談終了ってどういう?。。普通の流れで順を追って話を進めて頂かない事には、面談者は困ってしまいます。。。とそんな面談もありましたので、経験談という事で。。みなさんにはそんな経験 ない事を祈ります。


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