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毎日、ほんっっの少しだけ、”デビュー”する

最近、デビュー、してますか?

今日4月5日は「デビューの日」らしく、「1958年(昭和33年)に読売ジャイアンツの長嶋茂雄が開幕戦に3番サードで先発出場し公式戦デビューを果たしたことが由来」だそうです。ふむふむ。


それはそうと、「デビューの日」と聞いて、ちょっとドキッとしたのは私だけでしょうか。

最近の私のタイムラインには、「本日は入社式でした!」とリクルートスーツの子たちが笑顔でピースしている写真や、「新しく広報になりました!よろしくお願いいたします!」というフレッシュなツイートがどんどこ流れてきます。そうなると湧いてくるのが……、「私、停滞してないか?」という不安。

(↑これ、心細くなっているのは完全に私……)

もちろん、新しい仕事にも取り組んでいます。それでも、「やったことあること」の延長線上に留まっている気がしてしまう。目に見える範囲にしか手を伸ばせていない気がしてしまうのです。


そんな中で、思い出した出来事がありました。

先日、「電動キックボードに乗りませんか?」と突然同僚に誘われたのです。話を聞いてみると、昼休みの60分で、オフィスビルから少し離れたカフェに行って、ランチをして、ささっと帰ってくるのがマイブーム、とのこと。「奈良さん、なんなら今日行っときます?」と、アプリの招待コードが送られてきたのでした。

心配性な私は初め、「本当に大丈夫なのか!?」とビビりきっていました。(電動キックボードって、あれよね? 街中で見かける、あのスイーって目立つやつよね? 運動神経悪いけど大丈夫?)なんてあらゆる不安が脳内で行き交い、必死で交通ルールや口コミを調べたりして……。

でもやってみれば、意外とすんなり出来たのです。事前準備も、アプリに情報を登録して、交通ルールの問題を解くだけ。あんなに緊張していたのに、10分くらいでアッサリ出来てしまったのでした。

アプリが分かりやすいおかげですんなり乗れて、同僚と私は束の間の優雅なランチタイムを楽しんだのでした(なんだか営業っぽくなってしまいましたが、回し者ではありません……決して)。

LUUPデビュー記念写真。怯えながらもギュンっと加速
訪れたカフェ。おしゃれなお姉さんしか居なかった……


「あれ、よかったな」
と、今日ぼんやり思ったのです。

ほんのちょっと、新しいことをしてみる。コンビニで食べたことがなかった新商品を買う!でも良いかもしれません。焼きそばおにぎりってそういやどんな味なんだよ、とか。一瞬気になってそのままスルーしてしまっていたことを、ちょ〜っとだけやってみる。

「デビュ活」……と言うと狙いすぎな感がありますが(笑)、意識して、毎日ちょっとだけデビューしてみる。TLに流れてくる新入社員のキラキラには勝てないかもしれないけれど。ちょっとだけお腹に力を入れて、自分の世界を半歩だけ新しく広げて、そうやって続けた先に、真新しい自分が居るのかも……そんなことを思った、4月5日、デビューの日でした。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。明日も一緒にやっていきましょう!



P.S. もし上司に咎められたら(そんな上司いるのか……?)、「いや、仕事のモチベーションになるって本にも書いてありますから」なんて反論してみてください。

自分にできる範囲で、何か小さなこと一つでも明日から変えられることはないかを考えてみてください。必ず何かあるはずですよ」と、『モチベーション3.0──持続する「やる気!」をいかに引き出すか』の著者、ダニエル・ピンクは言います。ハードルは高いかもしれませんが、たとえ制約の大きな仕事環境であっても、ちょっとした自由とインスピレーションの時間を生み出すことはできるのです。興味のあるテーマについて30分ほど時間をつくって調べてみる。午後の会議の間に、外へ出て会社の近くをひと回り歩いてくる。「仕事時間全体を自分の自由にするのは無理でも、自分の意思で動ける時間をほんの少し捻出するくらいならたいていできるものです」とピンクはアドバイスします。「まったくないよりは、少しでもあるほうがいいです。10分、15分程度の休憩を午後に2回入れるくらいなら、多くの人が取り入れられるのではないでしょうか」

「のびのび働く技術 成果を出す人の感情の使い方」早川書房

引用した本はコチラ。「プロなら仕事に感情なんて持ち込まない」と自分に言い聞かせてしんどくなったことがある人には、ぜひ読んでほしい一冊です。


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