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あなたの酒さは何型?

こんにちは。

酒さになってもうすぐ3年になります。

それからさまざまな症状に悩まされました。酒さは発症しやすい兆候や症状に合わせて、次のように分類することがあります。

1型. 紅斑毛細血管拡張型
2型. 丘疹膿疱型
3型. 瘤腫型
4型. 眼型

分類



順にみていきましょう。

紅斑毛細血管拡張型酒さ(1型)


酒さの中でも最もよくみられる1型。症状は繰り返すほてり(一過性の赤らみ)、持続的な顔の紅斑が特徴です。

また、2型の丘疹膿疱型酒さのニキビのようなプツプツとした吹き出物が、発症前や同時に症状が出ることがあります。

拡張した毛細血管が見えることも多くあります。これらの症状が見られる患者は、強い敏感肌を持っている傾向にあります。

そのため紫外線や温度差、刺激のある化粧品、ちょっとした刺激でチクチク・ヒリヒリ感などを感じることが多いようです。

かなりの敏感肌。髪の毛の刺激だけで
額が赤くなってしまうことも

丘疹膿疱型酒さ(2型)


丘疹膿疱型酒さは、持続的なほてりに加え、紅斑や繰り返す丘疹・膿疱が見られ、乾燥感も伴う酒さです。

主に顔の中心(鼻周囲)に、かゆみや灼熱感を感じることがあります。

くも状血管腫(皮膚表面の毛細血管拡張症)を引き起こし、紅斑のように見えることもあります。

このタイプは、一般的に中高年に発症し、男性より女性に多く見られるといわれています。2型の症状として、1型の酒さの顔の赤みやほてりと同時に見られたりすることも。

2型酒さの丘疹や膿疱は、ニキビにも似ています。ニキビとの違いは、酒さ場合はコメドと呼ばれる毛穴のつまりが見られないのが特徴です。

因みに

これまでで一番酷い時の写真
肌の赤みだけでなく、膿腫が顔全体に

この時は本当に辛かったです↑

マスクをしていたので、何とか仕事できていましたが、それでも「顔どうしたの!?」と毎回言われるほど酷い症状でした。

瘤腫型酒さ(3型)


瘤腫型酒さは男性によくみられます。

この酒さは、鼻(鼻瘤)が特に有名ですが、その他、顎(顎腫瘤)、額(額腫瘤)、耳(耳腫瘤)そして眼瞼(眼瞼腫瘤)にも症状が出ることがあります。

鼻瘤は最もわかりやい典型的で、皮膚が厚くなったり、特に鼻周囲に小さな結節ができたり、凸凹の表面によって独特の肌質をしています。

鼻が凸凹し、膨らみ変形していきます。毛細血管拡張症も見られて赤くみえます。鼻瘤は、多量飲酒によるものだと考えられていましたが、 現在ではその説は否定され、アルコールを摂取しない人々にも発症することがわかりました。

鼻先に鼻瘤がみられます
因みに私はお酒はほとんど飲みません

眼型酒さ(4型)


眼型酒さは、最も稀少で、眼やその周囲に症状が出ます。

4型酒さと診断される患者の多くは、皮膚症状も伴っています。

しかしながら、酒さ患者のうち2割の患者には、皮膚症状がないこともあります。

また皮膚の症状の前に、眼の兆候や症状が現れることもあります。

眼症状の重症度と顔面酒さの重症度は、相関はないと考えられています。

眼のタイプの症状は、軽い炎症症状、異物感、乾燥、目のかすみといった軽症のものから重度の炎症、目の表面の損傷、炎症性角膜炎といったものにまで及びます。

酒さと診断された方には、目のゴロゴロした感覚を訴え、眼瞼炎及び結膜炎を発症する人もいます。その他、眼瞼縁及び結膜の毛細血管拡張、眼瞼の厚み、眼瞼の痂皮や隣接、眼瞼の皮脂腺の閉塞、細菌感染からなる霰粒腫、点状表層角膜症、角膜浸潤、角膜潰瘍、角膜の傷、血管新生など多様な臨床像を呈します。

しかしながら、酒さにおいて、視覚障害が現れることはあまりないようです。

私の酒さは何型?

酒さには様々な症状がありますが、私の場合はほぼ全てに当てはまりました。顔面の赤み、ほてり、鼻(鼻瘤)顎(顎腫瘤)、こめかみ、口周り、そして目の症状。

初めは頬の赤みとニキビ様のできものでした。それから皮膚の状態が悪化し、乾燥肌、表皮がボロボロと剥けたり、黄色い膿腫があちこちできたりと皮膚症状は最悪でした。

その後、ドライアイや目の充血、目の血管の拡張などがみられ、現在は肌以外の治療として、眼科から出された点眼薬も使用しています。

当時の目の症状はこんな感じでした。

目の充血、血管拡張症状

こちらを読んでいただいた方はどのタイプでしょうか?

少しでも怪しい症状がある場合、市販の薬などですませるのではなく、一度病院で診てもらうことをおすすめします。

皆さまの酒さが少しでも早く良くなりますように。

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