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真実が不自由を自由にする

私が好きな書物の一つに

「歎異抄」がある。

念仏者は無碍の一道なり。

歎異抄第7章

阿弥陀仏の本願(約束)という「法」に

救われて念仏(南無阿弥陀仏)を称える

人は、一切が障りにならぬ幸福者で

ある、という意味だ。

政治、経済、地位や名誉、お金…

この世を渡るには必要不可欠なもの

ばかりである。しかし、それさえ

手に入れば、「経済的な豊かさ

さえ手に入れば幸せになれるという

のは本当なのだろうか…

いわば、条件付きの幸せである。


仏教には、そのたった一つの真実が

説かれている。

誰もが無条件で幸せに、

たった今、この瞬間

同じ幸せになれる。

誰にも邪魔されない

ひとりでに喜べる幸せである。


その幸せは「人間に生まれた喜び

というたった一つの真実である。


案外、人間というものは、

灯台下暗し」なのかもしれぬ。


仏教は難解であるが、

極めて論理的でシンプルなのだ。

どうか、一人でも多くの人が

真実」を知ることができるように

と願ってやまない。



「人間に生まれてよかった」と。

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