父「人と比べなくていいんだよ」

母と何か話をしていた途中で。

「〇〇ちゃん(父の名前)が、”人と比べなくていいんだよ”ってちょっとしたセンテンツで言ってたけど」

まさか父が母にそんなことを言っていたとは。

「もし生きてたら、こういうとき”人と比べなくていいんだよ”って
言ったんじゃないかなぁ」

父と私は、一緒にいた時間があまりなかった。だから、父に関する情報は家族から聞いた話で、父がどういう人なのか想像することが難しい。

私は人と比べて、この人のこういうところが私にはない、とか、
この人よりここが劣っている、とか思って落ちこむことがある。
人と比べてもそんなにいいことってないし、だったらしなきゃいいってわかってはいるのだけど。

私はしょっちゅう比較するからなぁ。
例えば、テレビに出てる人でも、調べてみて同い年だったり、年齢が近かったりすると、あ、〇歳だとこんな感じなのか、うーん、って。落ちこまなくていいのに落ちこんだり。

母と私は似たようなことを考えてしまうタイプなのか。やっぱり親子だな。

親の言うことは、素直に聞いておいたほうがいいと思う。

なんだかネガティブにばっかり物事を考えてるなーと思ったとき、この言葉を思いだして、人と比べないようにしてみようかな。


あの人の発言と、それきっかけで知事を辞めた件から学ぶ

私「なんで目の前にいる人たちをほめようとして、
いない人のこと悪く言ったんだろうね」

↑ この記事を読むと、社会人としての言葉遣いに気をつけて、
と新規採用の職員に向けて、

<「心は素直で嘘偽りを言わないことが大切。上にへつらわない、下に威張らないという気持ちで、言葉遣いに気を付けて頑張ってほしい」などと、社会人としての言葉遣いについて言及した後、問題の発言を行った。>
(<>内記事から一部引用)

素直に嘘偽りなく、なんでもかんでも言うのは良くない。

ダメな例
「ねえ見て! 一回の発言で仕事を辞めたバカな大人がいるよ! あはははっ(嘲笑う)」

すみません。ふざけました。

母から「わたしも〇〇ちゃん(父の名前)から言われたことある。人と比べるところがあるって」

祖母「言葉って、ちょっとしたことで辞職しちゃうあれになるんだね」

読売新聞の朝刊の「編集手帳」を声に出して読む祖母。

母「大学教授から県知事になった人なんだって」

私はこの知事についてよく知らないが、母は、取材した人との
会話をテレビで見て、

「性格悪いこの人」
って思ったそうな。どこからそう思ったんだろ。笑

祖母「あんまりへりくだっちゃってもだめだからね」

ふむ。人は、こっちが上とかこっちが不幸で、自分上だと思いたい性質があるのだな。上級国民なんて言葉もあったな。

「人と比べなくていいんだよ」

うん。そうだね。

もうちょっとあったかくなったら、家族でお墓参り行くからね。お父さん。


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