VIVANTとかDisney+の配信周りの話

タイトルがだいぶ適当で申し訳ないです。あんま思い浮かばなかった。

愛犬の体調が悪く執筆する時間の確保が難しく、ここ最近は全然書けていませんでした。
どうにか映画見たり(と言ってもSEDD FREDOOMのリピートのみ)、遊びに行く時間もある程度は確保してるもののnoteのアウトプットは個人的に優先度が高いわけではないので、このように放置状態です。

すんません!!!!頑張ります。


さて本題に入ります。
今回はタイトルの通りちょっとVIVANTやDisney+の現在の配信についていろいろと書いていこうと思います。と言っても作品の良し悪しに言及するわけではなくあくまでも配信プラットフォームと作品の在り方についていろいろと思うことがあったので題材として取り上げてみました。

1点目はTBSのドラマのVIVANTが海外でコケたと言われていることについてです。

2点目は講談社作品のDisney+独占配信について書きたいと思います。


VIVANTは本当にコケたのか?

2023年のNo.1ヒットの国内TVドラマと言っても過言ではないVIVANTが12月からNetflixで世界190ヶ国で配信が始まった。
しかし、成績があまりよくない…という話が年始あたりからぽつぽつと出始めて、監督が登壇したイベントで「赤字だった」と言及してからは作品の内容について言及する叩き記事のようなものが毎日のように出てきている。

各メディアの報道は以下のような感じになっている。

内容が海外向けではない、クオリティを問題視しているライターが多いのだが私個人の意見としてはそれ以前の問題だと思う。

見て評価する以前に見られて無い(配信されてることすら知らない)

世界190ヶ国配信という言葉が一人歩きして大きく捉えれ過ぎているような気がする。
これは言っていることはもちろん正しいのだが、日本以外の189ヶ国は何をきっかけにこの作品を知るのだろうか?自国のNetflixアカウントのSNS?そんな親切に190ヶ国のうちの1ヶ国に過ぎない日本のTVドラマについて投稿してくれてますかね?

逆に考えてみるとわかりやすいと思う、日本に居ながら非英語作品の海外の新着を上手くピックアップ出来ている人はどのくらいいるだろうか?
たぶんあまりいないのではないだろう。

私はNetflixをサービス開始時から使っているが「メキシコ、スペイン、南アフリカなどで有名な国内作品は?」と問われて答えれる自信は全くない。
アメリカや韓国なら日本でランクインしている作品もあるので答えられるかもしれないが、それも日本で人気のあるアメリカ、韓国の作品であってアメリカ、韓国本国で人気のある作品というわけでは無いのでそこも正直自信がない。

Netflixはグローバルなサービスでありながら実は結構国内に閉じたサービスだと思う。これはDisney+やAmazonプライムビデオも似たりよったりな気がする。結構アンテナを張ってないと海外の作品を探すことは出来ない。
垂れ流してノンプロモーションで終わりって作品がかなり多い。

この自国以外へのプロモーションを上手く出来てるのがNetflixオリジナル作品だと思う。自社のコンテンツなので普通に考えて当たり前ですよね。

字幕も吹替えも充実していてSNSでもプロモーションがしっかりと行われている。
日本のテレビ局が作ったのを世界に配信するのとは訳が違う。
VIVANTはTBSで放送された普通に日本のTVドラマなので海外から見るとメディアやNetflixのホーム画面(ホームページ)などへの露出度が極端に少ないと思われる。故にリーチしないし、流入も少ないというのが私の見解です。

実際、Xのポストでも言及したがIMDbの評価数を見るとVIVANTの数はNetflixオリジナル作品に比べて圧倒的に少ない。
やはり見る以前に配信されていることを知ってもらうということにすら至ってないのでは無いかと思う。

評価の面ではIMDbのスコア上は忍びの家幽遊白書と大差無いポイントになっている。

ちょっと嫌味っぽくなるがもっと見てもらえるように宣伝しませんか?
国内TVドラマなので英語用のSNSアカウントは無いのは仕方無いですが、そもそもVIVANTのXアカウントは年末から今まで一度もNetflixで配信が始まったことへの言及はない状態です。国内もU-NEXTでトップを取れて満足といった感じでしょうかね。

「売るつもりがコケた」と言われてますが放送が終わってからの展開は正直結構お粗末なのかと思います。TBSは日曜劇場版の日本沈没やトリリオンゲームとリアルタイムでNetflix配信も行ってきましたがそっちも国内Top10に入るかだったのを思い出す感じですね。TBSとDisney+が組んだマイファミリーなどもあまり跳ねたという印象を持たなかった。U-NEXT以外の外資プラットフォームで世界的にヒットさせるような戦略って無いものなのかなと思う。

ちなみに、IMDbのレビューを斜め読みした限りでは結構褒める意見も多かったです。特にアメリカでは10点付けてる人の割合が一番多かったですし、視聴者数が少ないだけで大コケしたドラマの評価って感じではなかったです。

本当に海外プロモーションの重要性がわかる事例だったと思います。

凄くネガティブなことを書いてますが個人的にVIVANTは好きな作品です。昨年唯一リアルタイムで追ったTVドラマです。


ディズニーと講談社の現状の整理

こちらの話題も作品の良し悪しでは無く、配信プラットフォーム絡みなので今回の記事に一緒に書いておくことにする。
2022年の11月末にDisneyと講談社が戦略的協業を発表して1年ちょっとが経った。
独占配信1作目にあたる東京リベンジャーズ2期と天国大魔境が2023年春クール開始だったので2024年冬クールでまるまる1年が経過したことになる。

ここまで1年間をざっくりと振り返ると以下の作品が挙げられる。

・東京リベンジャーズ2期(2023年春)
・天国大魔境(2023年春)
・東京リベンジャーズ3期(2023年秋)
・異修羅(2024年冬)

異修羅に関しては原作は講談社ではなくコミカライズが講談社のため少し特殊なパターンになる。
このほかにもSYNDUALITY Noirなどもあるがこちらはバンダイの作品なのでここでは例外とする。進撃の巨人などが独占配信を免れたのは正直よかったのと思う。

そして2年目に入る2024年春クールはザ・ファブル戦隊大失格の2作品が独占配信となる。
この感じからするとこれからはもっと多くの作品が独占配信になる可能性があるが、世間的にはやはりまだ独占配信に対するアレルギーは拭いきれてない状態と感じるがこのままこの協業は続いていくのだろうかとちょっと不安に思う部分もある。

ネット上では
「なんでディズニープラスなんだ」
「関係ない作品を持っていくな」
「ディズニーと相性悪そうなのばかりもっていく」

などの声が多い。

入会してみると分かるが今のDisney+はDisney中心のサブスクでは無く、Disney作品も配信されているサブスクに近い。そもそもDisneyの長編アニメは数年に1本程度なので新作をバンバン追加するというかアーカイブされているだけって印象。
恐らくジブリが同様のサービスを始めると同じ感じになる。作品数も少ないのであまりサブスクをやるメリットにもならないと思う。サブスクに払う金を円盤に回せば数年で全部そろうと思う。

では、Disney+はディズニーアニメじゃなくて何を配信してるのかと言うと海外作のメインはスターウォーズとMCUのドラマシリーズになっている。配信に合わせてキャンペーンなども実施されている。これを映画と絡ませることで連続性を持たせ会員をつなぎ止めてるといった感じだと思う。

日本の作品はリアルタイムで配信されるアニメも最低限の人気どころが抑えられているし、ドラマも配信されている。これだけで満足できる人もいるかもしれない。

ちなみに作品の中にはデッドプールキングスマンのような作品もあるのでザ・ファブルと相性が悪いなんてことも無いとも言える。正直、子供向けアニメの方が少ないのでディズニーっぽくないアニメを配信するなってのはだいぶイメージの偏りが行き過ぎてる。まぁでもこれはサービスの名前的に仕方ないかな。

そんな感じで講談社の独占配信は続くし、増えると思う。それに対してのディズニーっぽくないはそもそも名前にディズニーが付いてるだけのサービスみたいなものなのでディズニーっぽくないもクソもない状態になってる。


まとめ

今回はTVドラマとアニメの配信事情についてまとめました。
日本のTVドラマとアニメで違うところを挙げるとするとコミュニティの形成かと思う。

アニメには違法アップロードサイトから大会社まで成長したクランチロールや、MyAnimeListなどの海外主体のプラットフォームやコミュニティが存在するが、TVドラマに絞ると同等のものが無さそう。

ゴジラ-1.0やNetflixのドラマシリーズのヒットを見る限りでは見れる機会があれば全然伸びる余地はありそうだなと思う。
全体的にルックが安っぽいとかはまあ色々あると思うが見てもらわないことには評価も始まらないのでしっかりと海外に売り出して行って欲しいなと思う。

はい、終わり!!!!


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