個人事業主は副業をやるより本業に専念したほうがいいとは言うけれど…
「個人事業主でお金に困っているなら副業をやるより本業に専念したほうがいい」
ネットを見ていると、そんな言葉をたまに見かけます。
この指摘に関しては正論だと思います。
副業をするよりはるかにリターンが大きいから、今の事業を本業にしたのでしょうし、副業で稼げる時間があるなら、本業に専念したほうがいいのは間違いありません。
一方で、こんな時なら本業+副業って働き方もアリなんじゃない?というテーマも、私自身パラレルワーカー(企業様のコンサル+ブロガー+Kindle本著者)としての立場から少しお話したいと思います。
↑私のことはこちらの記事で
副業と言っても、中身は様々
まず、大事なのは副業と言っても中身は様々であること。
たとえば、以下の記事で個人事業主ができる副業を色々紹介していますが、ポイ活程度のお小遣い稼ぎから、ブロガーやスキル販売、第二創業といったレベルのものまで様々あります。
ポイ活なんて副業と呼べるの?と思われるかもしれませんが、複数のアプリを使いこなせば、意外と月1~2万前後(マイルなども含む)は狙えるので、普通に副業と言っていいレベルです。
特に、個人事業主は楽天やAmazonなどで備品を購入することが多いので、ポイ活はあなどれません。
たとえば、ANA Milageアプリをインストールし、そこからAmazonへ。1万円分の買い物をすれば、それだけで50マイルです。
だいたい1マイルは4円相当らしいので、200円(2%)キャッシュバックだと思えば、間違いなくやっておいたほうがお得。
ポイ活に限らずですが、スキマ時間でやれる副業は、どんどん積極的にやってもいいのではないでしょうか?
実名が出る副業であれば本業への影響も
また、実名が出る副業であれば本業にもプラスの影響が出ることも。
わたしのわかりやすい例で言えば、Kindle出版です。
Kindle出版をしたことで、私は飲食店様の前でセミナーをしたり、企業様のプレスリリース出稿代行を担当するようになりました。
これは親和性が高いセミナー×出版という形態なのもありますが、それでも副業が本業にプラスの結果を産んだことに違いはありません。
ライターやセミナー講師、コンテンツ販売といった副業はアルバイトに比べて実名を売りやすく、知識さえあれば誰でもできるので、マルチな働き方のひとつとしてはおすすめです。
パラレルワーカーとして幅広く生活スタイルを作りたい人
また、そういう実利がなくても、パラレルワーカーとして幅広い生活スタイルを持ちたい方には副業がおすすめ。
最近、タイミーなどスキマ時間でやれるバイトのニーズが急上昇しており、様々な企業が参入してきているそう。
パラレルな働き方はなにも個人事業主の特権ではありませんが、今やサラリーマンですら副業をガンガンしている時代。
ウチで以前雇っていたスタッフにも、「飲食店で働くのが好きだけど、もう少し賃金がほしいのも事実。そのため、毎週看護師として派遣に行く」というスタッフもいました。
十分な給料を払えなかったのは私の落ち度ですが、それでも「好きなことをして働くこと」と「お金を稼ぐための仕事」を切り分けているスタイルは面白いなと思ったものです。
自由な働き方ができるからこその個人事業主。
お金や事業の成長だけを見るなら、たしかに「副業なんてせずに本業に専念する」のが一番かもしれません。
でも、理想の働き方について考えるなら、本業+副業のパラレルワーカースタイルも悪くはないんじゃないかなと思うこの頃であります。
名古屋市千種区でコーヒーセミナー運営、コーヒー豆・器具の卸売り、直営カフェを運営するnote合同会社の公式コラムです。