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最終話  私たちだけの宝物 ~1~

こんにちは!ゆりゆりです!!

今回で、『パフェといちごのスイートツリーハウス』は、最終話を迎えます!!

ここまでnoteで書き続けられて、嬉しい限りです!!(*^^*)

最終話は長いので、2回に分けての前編・後編で書きたいと思います!


『パフェといちごのスイートツリーハウス』の最終話、お楽しみあれ!!


~~~~~~~~~~

「ブロロロロ・・・・」

いちごの家の前に、郵便バイクが止まりました。

「あっ、郵便バイク!うちに何か届いたのかな?」

ポストに何かが入れられ、郵便バイクが音を立てて去っていくと、いちごはすぐさま外に飛び出しました。

「手紙? ・・・あっ!これ、パフェからだ!」

いったい、何の手紙なのでしょう?いちごは気になったので、読み始めました。

『今日、空いていますか?伝えたいことがあります。空いているなら、今すぐ、スイートツリーハウスに来てください。  パフェより』



「パフェからって、何???」

その手紙は、スピカの家にも届いていました。

「伝えたいことって・・・? まあ、とにかく行ってみよう!!」

手紙が来た!!

**********

「パフェーっ!!お邪魔しまーす! あれっ、スピカも!?」

「いちご!!実は、パフェに手紙で呼ばれたのよ。」

「あっ、私も!」

「うん、ちょっと、伝えたいことがあってね・・・!!」

パフェは二人そう言いました。

今日もいつもどおり、三人とも元気いっぱいです。

「「あの、伝えたいことって何!?」」

いちごとスピカの声がそろいました。

「あっ・・・! うん、えっとね・・・」

「私――――――――」

**********

「――――お菓子の国に、帰らないといけないの。」

「・・・えっ・・・?」

それにいち早く反応したのは、いちごでした。

「ど、どうして!?」

「そうよっ!私、まだちょっとしか一緒にいないのに!!」

スピカも、いちごに続いて言いました。

「ごめんね・・・実は、私は、魔法で人間の姿みたいになってるだけなの。魔法の力がないと、この世界で暮らせないから・・・・・・
・・・あとちょっとで、魔法が解ける。もうすぐ、お別れしないといけない。だから、だから・・・・・!!」




「お泊り会をやりたいのっっ!!」

「えっ!?」

**********

「えっ、い、嫌だった・・・?」

部屋が一瞬シーンとなって、その後、心配そうにパフェが言いました。

「いや、別に、いやじゃないけど」

スピカは言いました。

「うん、急に明るくなったから、ちょっとびっくりしただけ・・・」

「ふーん、じゃあ、賛成でしょ!?」

「うん!!」

二人は言いました。その後、パフェは言いました。

「じゃあ、次の土曜日、OKだったら、荷物を持って、ここに来てね!ダメだったら、知らせに来ること!!」

「分かった!」


その後も、毎日欠かさず、いちごとスピカは、スイートツリーハウスに遊びに行きました。

**********

そして土曜日・・・

『ピーンポーン』

大荷物を持ったいちごが、スイートツリーハウスにやって来ました。

「その大荷物・・・OKだったのね!!」

「うん!!」

すると、また『ピンポーン』と、インターホンが鳴りました。

「・・・スピカだよね・・」

パフェは言いました。

「どうかな・・・?」

そう言って、二人はおそるおそるドアを開けました。

「おっはよーっ!!パフェ、いちご!!OKだったよ!!」


「よ、良かったぁ~!!」

「うん!!『このお泊りで、もっといろいろな魔法教わって来なさい!』って、お母さんに言われたんだもの!!」

「ふう、ところで何する?」

そこで、いちごが言いました。

「・・・」

「・・・」

「考えてなかった・・・」

パフェは、呆然として言いました。

「あっ!今までのアルバムを見るのはどう?」

「スピカ、良いアイディア!!賛成!!」

パフェはそう言って自分の部屋にかけて行って、たくさんのアルバムを持ってきました。


一枚、一枚。アルバムはめくられていき、そのたびに、たくさんの思いがよみがえりました。そこには、見覚えのある人たちも・・・


そうして、いつの間にか、正午を回っていました。



続く!!

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