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note デザイナーマガジン

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noteのデザイナーが考えるデザインについて書き綴ります。 noteのお仕事の裏側などについて発信します。 https://note.jp/n/nf1a45fb051de
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#note

ポートフォリオって必要ですか? 〜採用フローから消したポートフォリオの話〜

こんにちは、noteのCDOの宇野です。 今日は、note社のデザイナー採用において、ちょっと思い切った意思決定をしたので、それについて書いてみます。 それは、デザイナーの採用面接時に、ポートフォリオの提出を必須としないことです。 ポートフォリオってなんのためにあるんだっけ?ひとくちに「デザイナー」といっても様々な職種がありますが、そのほとんどの方がポートフォリオを一度は作ったことがあると思います。まだプロとしての仕事をしていない方でも、入社時にポートフォリオの提出を求

「誰もがつかえる」を目指す、noteのイラストシステム設計の裏側

2024年3月13日に開催されたFigma Japan2周年記念イベントTHE WAYS WE WORKに登壇しました。本記事は「誰でもつかえる」を目指す、noteのイラストシステム設計の裏側」というテーマでお話させていただいた内容です。 noteのイラストシステム「JOY」とは?2024年3月13日、noteのイラストシステム『JOY』を発表いたしました。 この「JOY」という名称には、誰もが楽しく、楽にイラストを作成できるように、という想いが込められています。 イラ

AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

今回のテーマは、「どのようにブランドを守りながら、UXライティングでAIを活用しているのか。」というところです。 note社では、社内のさまざまな領域でAIを活用しています。 これらAIを活用していますが、AIで全自動で作成してはおらず人とAIが協業しながらやっています。 色々この辺り試している中で、個人的に考えているAIとうまく協力するポイントである「できることを分類しておく」ということと「ブランドを守る」の2点について今回はまとめたいと思います。 1 分類して使い

有志メンバーによるUXライティング向上。ひとつひとつの言葉で伝える「noteらしさ」への想い

下書きを保存したとき、記事がオススメされたときーー。noteでは、下記のようなポップアップが表示されます。 現在、noteではUXライティングをさらに向上させるために、社内の有志メンバーが集まって行われている活動があります。その名も「UXライティングがんばり隊」。 この記事では、UXライティングがんばり隊のメンバーであるデザイナーの北島鮎さん、ユーザーコミュニケーション担当の金子智美さん、ディレクターの平野太一さんに取材。活動が始まった背景やUXライティングを大切にする理

らしさは「なに」に宿る?約10年ぶりのロゴ刷新で、noteが進む第2フェーズ

約10年続くWebサービスのロゴリニューアル。サービスを利用していたユーザーはもちろん、運営する社員にとっても戸惑いは大きなものです。 それまで親しまれてきたロゴを刷新する意味は? 変更によってどんな影響が? ロゴリニューアルの裏側には、さまざまなドラマがあります。 noteは2023年12月、ロゴリニューアル1周年を迎えました。 この記事では、ロゴをはじめとした新しいVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)のデザイン変更プロジェクトを現場で動かしていたnoteのデザイナ

noteがSpectrum Tokyo Festival 2023にブース出展するまでの全記録

2023年12月2日〜3日に開催された「Spectrum Tokyo Festival 2023」に、noteのデザインチームでブースを出展しました。 久しぶりのオフラインイベントということもあり、皆さんと直接話したり交流することができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。ブースに立ち寄ってくださった皆さん、ありがとうございました。また、イベントの運営スタッフの皆さんも、本当にお疲れ様でした。 この記事では、ブースの制作プロセスをできるだけリアルにお伝えしていきま

noteに6年関わったデザイナーの話。

この記事は noteのみんな Advent Calendar 2023 の16日目の記事です。 今回は毎年恒例の振り返り記事です。 今年度は明確にKPIを持ったチームに所属し、デザイナーとして定量目標と向き合うことになり、チャレンジングなチームに所属することができました。また、VIリニューアルと上場を同じ日に行う体験は人生に1度しか経験出来ないと思いますし、濃い1年でした。 去年の振り返りはOKR導入に四苦八苦している様子が見て取れますが、2年続けたことでコツっぽいものが

noteがアクセシビリティに注力する理由。 視覚障害者向けイベント「サイトワールド」登壇レポ

こんにちは。noteでUXリサーチをしてる仙田です。 先日、「サイトワールド2023」という視覚障害者向けのイベントでnoteを紹介してきました。 そのイベントの様子とnoteのアクセシビリティ向上の進捗についてnoteの全社員が集まる場で共有したところ、とても好評だったので、記事でも報告させてもらいます。 アクセシビリティってなに?多くの人が使える状態を「アクセシビリティが高い」と言ったりします。具体的には以下のようなケース。 文字の拡大表示ができる:視力が低い人や高

noteに入社して5ヶ月が経ちました

ちょっと前に転職しましたという近況報告と、お馴染みのお知らせを書きにきました。短いですが、少しだけお付き合いください。 noteに入社した理由はたくさんあるのですが、 ・noteがきっかけで、デザイナーになろうと決めたこと ・noteで発信している好きなクリエイターがたくさんいること この2つは自分の中で大事な要素だったかなと思います。 進路に迷っていたときにこの2つのnoteに出会い、自分もデザイナーになれるかもしれないと独学で勉強を始め、いろんな紆余曲折を経て、202

「らしさ」を軸にデザインを手がける|note社のグラフィックデザイナーを紹介します

note社のオープン社内報「バリューバトン」。バリューを発揮したメンバーたちをバトン形式で紹介していく記事企画ですが、今回は私も所属するブランドコミュニケーションチームのグラフィックデザイナーの仕事を紹介したいと思います。 「noteのグラフィックデザイナーって、普段どんなことをしているの?」とイベントや交流会で聞かれることがあります。ただこの話題、一度たりとも満足な話が出来たことはありませんでした。 今回の記事では、グラフィックデザイナーのIguchiさんが普段やってい

noteのイラストが新しくなりました!イラストリニューアルの裏側

こんにちは。noteでイラストレーターをしているKimです。 2022年11月頃に、イラストをリニューアルすることが決まり、動き出してまるまる半年。 この記事では、新しいnoteのイラストには、どのような思いが込められているのか、「noteらしさ」をイラストで表現する過程でどんな課題と向き合い、どのように乗り越えてきたのか、制作の裏側をオープン社内報として公開します。 オープン社内報とは? 一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開するこ

学生さんに、卒制をnoteに投稿するとチャンスが広がると伝えたい

こんにちは、note株式会社デザイナーの仙田です。 卒業研究や卒業制作の提出が終わる時期になりました。無事終了したみなさん、ほんっっっっっっとうにお疲れ様でした。 この機会に、SNSやnoteで作品をコピペで公開して!チャンスが広がるかもよ!というのがこのnoteで言いたいことです。 苦労して作った作品を学校の中だけに閉じ込めるのはもったいない! 発信することで就職や新しい仕事、つながりが生まれるきっかけになるかもしれません。 僕自身、卒業研究をnoteに投稿したこと

リアルイベント用の名札をデザインしました。

noteロゴリニューアルプロジェクトの脇で起こっていた、ちょっとしたお話です。 イベントに行くための名刺がない!noteのイベントスペースが会場で、デザイナー忘年会2022が行われました! 自社のスペースでの開催だったので、noteのデザインチームはイベント準備や当日運営などをしました。 イベント準備をする中、名刺どうしよう…?という話が上がりました。 実はこのイベントの開催日12月22日は、noteのロゴリニューアルの発表の翌日! 新ロゴの差し替え作業はかなり大掛かりで

開発者のためだけにつくらないデザインシステム

本記事は2022/11/2に開催されたSchema by Figma Tokyoにてお話させていただいた内容になります。内容を記事用にアレンジした内容になっています。 この記事を見ている方はデザインシステムの取り組んでいるまたは、始めようとしていたり、興味がある方々だと思います。いきなりですが、あなたが想像するデザインシステムのターゲットは誰でしょうか? 想像していたターゲットはこの中にいましたか? まず最初に思い浮かべるのはデザイナー・エンジニアなどではないでしょうか?